「King Of Mellow Rock」が曽我部恵一だとしたら、
日本の「King Of Pops」はやっぱりサザンであり、桑田佳祐なのかな。
もちろん反論もあると思う。通好みではないだろうし。
でも、昨日なんか民放で活動休止前最後のライヴをテレビでやっていまして。
3時間以上のライヴを1時間にまとめたダイジェスト。全曲紹介といいながら、ほぼ全部がメドレー。
これは、普通なら「全部見せてくれ!!」って不満に感じると思うんです。
しかしながら、昨日は全くそんな不満がわき上がってきませんでした。
不思議です。
その曲のイントロやワンフレーズを聴くだけで、もう頭の中にその曲が広がっていくんですね。それだけ、昔聴いていたって事なのかもしれないけど(小中学生の頃)、この曲のこの部分が聴けただけでもう満足って気分になるんです。
これって、いわゆる昔のヒット曲や歌謡曲の類の持つパワーですよね。今のヒット曲って全然知らないけど、昔のものって演歌でもレコード持っていなくてもなんか口ずさめたりするからね。
そういった粗暴な音楽の力を未だに感じさせてくれることが、サザンの素晴らしいところだと思うんだよな。
「活動休止」については、全く悲観していません。悲観しているのは、サザンなんかたいした聴かない人間だよ。わかっている人はこれまでも何度か「活動休止」があったことを知っているし。これからも自分たちのペースでやり続けてほしいです。