Born in 1965 -2ページ目

Born in 1965

人生イロイロ

鰹と昆布でだしをとっているとキッチンに香りが広がり、贅沢な香りに私の心が満たされます。

が、外人夫はおだしの匂いを「臭い!」と嫌います。魚っぽい匂いが鼻につくようです。更に大根の匂いはもっと嫌がります。

大根おろしも匂いが駄目です。ステーキを食べるのに、大根があれば私は自分用に大根おろしを添えるのですが、テーブルに大根おろしが出ているだけで嫌がられます。

 

寒い季節、日本人の私はおでんを食べたくなります。

おでんに欠かせない練り物、厚揚げ、こんにゃく、大根などは普通のスーパーでは買えませんので、日本食材のスーパーで調達。

昔は日本食を売っているお店も少なく大根なんてなかなか売っていませんでしたから、おでんはとても贅沢なものでした。今は日本食が身近になり韓国系や中華系のスーパーでも日本食材を扱っていて、大根やニラ、春菊などアジア野菜も手に入りやすくなりました。


おだしと大根のコンビのおでんは夫にとってはあり得ません😢

おでんは夫が不在の間に煮込み1食分ずつタッパーに分け、私は毎日一人おでんを楽しみます。一人ランチにおでん最高です。

 

長年夫の好みに合わせて料理をしてきましたので、息子たちも外人舌で、おだしの味がわかりません。

唐揚げ、とんかつ、焼肉、カレーなど濃い解りやすい味が好きです。

 

和風の煮物やおひたしは食べますが特に美味しいとは思わない様です。

かぼちゃの煮つけ、煮豆やシイタケの含め煮など甘い味付けも嫌がります。ご飯のおかずに甘いものは違うらしい。

こちらで和食を作るとどうしても高くなりますし、和食は調理に手間がかかるものが多いです。手間をかけても特に喜ばないので、あまり作ってきませんでした。今は退職し時間があるので自分のために時々作ります。

 

あんこも駄目で、豆が甘くてデザートって?!と衝撃受けていました。

私はあんこがたまに食べたくなり、圧力なべで小豆を煮て小分けにして冷凍保存します。

朝食にパンケーキを食べるとき、私だけあんこを添えて小倉ホットケーキです。とても幸せです。

 

最近は抹茶ブームであんこやきな粉を使ったスイーツがお洒落カフェに進出、嬉しいです。

 

こんな夫ですが、あまり好き嫌いなく何でも食べます。海外旅行をしても現地料理を楽しめます。

日本でも生魚、しめ鯖、するめ、たこ焼きなども食べます。初めての食べ物もとりあえず試す人です。

もしかしたらおでんも味はいけるのかもしれませんが、匂いで食指が伸びません。

カラス族の次にハマったのがジャンポール・ゴルティエ。

当時はオンワード樫山からゴルティエブランドが出ていました。

ウエストというより肋骨辺りがグッと締まったラインの服がカッコよくて大人っぽくすごく素敵でした。

息を止めて無理して着ていました。

 

そんなゴルティエのキャバレーミュージカルFashion Freak Show

来月東京で再演されるんですね。羨ましい。

 

昨年、私の住む近くでも公演があり観に行きました。

 

私の住む街にはゴルティエのブティックなんてありません。買えるのは香水くらい。

元々お洒落に疎い国民性、ファッションブランドとか知らない人が多いです。

ですから、3週間余りのロングラン公演でチケットが売れるのかしらと心配しました。

 

最初はゴルティエを知っていそうな日本人の友達を誘っていくつもりでしたが、ちょっとおしゃれに興味がある長男に、好きなデザイナーのキャバレースタイルミュージカルがあるんだけど一緒に行く?って誘ってみたら、「面白そう!行きたい」と。

で、こっちのカジュアルウェアブティックでバイトしている次男も誘ったら「長男も行くなら行きたい」、ファッションに全く興味のない夫も皆が行くなら行きたいと・・・・家族全員で行くことに💧💧💧

 

私が友達と行けば一人分のチケット代で済んだのに、4倍に😢

観覧席は座席指定ができず入場順に案内されて席に座るシステムだったので、私はテーブル指定席を確保。

金曜日の夜、現地で待ち合わせディナーを食べてショーに行きました。

 

ショーは金曜夜ということもあり、着飾った人たちで大賑わい。

家族4人で1つのテーブルでとてもリラックスできました。周りのテーブルにはあなたたち普段はどこに生息してるんですか?と聞きたくなるような、奇抜な衣装の男性もチラホラいて楽しかったです。多くはゲイの人たちなんですが、女性客より突き抜けていてオシャレ。

 

席はエプロンステージと舞台の角で舞台目の前、見上げる感じ。もう少し後ろの席の方が全体を観易かったかも。

で演者さんたちとの距離が近い分、息遣いや躍動感も体感できたのは最高でした。

 

とても素晴らしいエンターテイメントでずーっとキラキラしていて、ワクワクドキドキしっぱなし。

衣装、音楽、ダンサー、シンガー、舞台装置も何もかもクォリティーが高く感動しました。

キャバレースタイルなので、ちょっとエッチでヌーディティあり。

そんなの家族で見に来ているのは私たちだけ・笑。多分19歳の次男が観客の中で一番若かった。

 

ゴルティエのスタイルを知らないうちの男子たちも、全員とても楽しんでいました。

特に夫は、「たいして期待していなかったけど、めっちゃくちゃ良かった。」と、舞台のクォリティーの高さに感嘆していました。

 

またここでも再演てほしいなー

私はファッションが好きです。

 

高校生の頃DC(デザイナーズ&キャッラクター)ブランドが流行りはじめます。

お洒落女子たちはみんなブランドのショップバッグを持って通学していました。

マジョリティはハマトラ、ピンクハウスなどカワイイ系に流れてゆきます。

 

私は近所に住むとてもおしゃれな友達のお兄さんに流行のファッション、ブランド、ショップなどを教わりました。

高2でコムデギャルソン、Y'sにドはまりし、真っ黒のカラス族。髪もあごのラインで切り揃えたワンレンボブ。落ちてくる前髪をかき上げながら授業受けてました。同級生はまだまだ聖子ちゃんカットが主流。生徒のパーマを取り締まるヒステリックに厳しい風紀の先生が私のボブを望ましいと褒めていました・笑。

通学靴は校則で黒の革靴と決まっていて、皆ローファーやフラットパンプス、私は一人レースアップのオックスフォードタイプの靴に長めのソックスをかかとまでずり下げていました。まだルーズソックスは流行っておらず、皆ソックタッチ(今もあるのかな?)でソックスを止めていた時代。

 

金曜日の登校時キオスクでanan.を買い、素敵なお洋服に心躍らせていました。

 

コムデギャルソンやY'sは高校生にはとても高く、お小遣い、バイト代、お年玉が洋服に消えました。

母にはお小遣いいらないから服を買って!!!!と懇願。お歳暮やお中元で来るデパートの商品券を虎視眈々と狙っていて、大阪の三越は規模が小さく当時の私が欲しいものが無かったので、商品券が三越だとがっかりするような高校生でした。

 

ちょっとだけ流行を追うのが早く、カワイイ系(男ウケ良し)ではなく、モード系(自己満)に心酔し、今思えばクラスでは浮いていたのかも?学外の同じスタイルの友人達とよく遊びました。