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「前はさ、いつも誰かに見られたんだよねー」

Mさんは、一昨年まで、
いつも誰かに「見られていた」と言う。
アパートの部屋にいても、必ず「見られて」いた。
そのうちに「撃たれまくる」ようになり、入院。

治療を続けている現在は、
「見られなく」なり、「撃たれなく」なり、
平穏な暮らしをされている。
のーぷろぶれむ、と胸を張る。

一緒にウォーキングしてた時の事。

ふと、上から誰かに睨まれてる気がした。

…なんか、視線を感じません?

「えー、 今は見られなくなったから大丈夫よー」

Mさんは何も感じてない。

…でも絶対、つむじに突き刺さる視線が…。
……もしや私にも、注察妄想が?

そんな事を思いながら、空を見上げると…


二階の窓辺に、白にゃんこ。

窓越しからコチラをジーっと見下ろしてる白にゃんこ発見。

…白にゃんこに、めんち切られていた。


注察妄想ではなくて、
にゃんこに、めんち切られていたのに安心した
今日この頃。


歯医者ほど恐ろしい所は
あまりパッと思い付かない。

そんな所に15年振りに行く羽目になってしまった……


昨晩のコト。
タイ料理を頂いていた時。
グリーンカレーには、硬いものは入って無いのに、
…いきなり「ガリッ」っとした。

??
奥歯のフタが、とれた。

「今から歯医者に行くぞ~」

行きたくないが、…よく分からぬまま、
食事の途中で近所の歯医者に電話させられた。

『今日の診療は終了なのですが、明日来られますか?』

ていねいな、先生が電話に出た。
どんな事になってしまったのか、
痛みや違和感の有無など、
さり気に問診され。

『怖がらず、明日お待ちしてますから、しっかり診察しましょうね』

…ますます、コワイ。

こうして歯医者に15年振りに行く羽目になってしまった。

そして今日の診療。U先生。
若めの、笑顔が眩しい、
何となく体育会系の先生。
『こんにちは、お待ちしていましたよ。
…来てしまえば、まな板の鯉という心境ですか?』

…ひと思いにさばいて下さい、
もう既にベソをかきながら小さく答えた。


ヤバいと思いながら何年も放置してた私の歯。

一通り診察し、レントゲンやらを見ながら、
先生の柔らかなお説教開始。

十年以上振りの歯科の割には…
治療が必要ないわゆる虫歯は1本のみ。
意外と虫歯知らずなヒト?。
歯石も少なめ。
茶渋(ステイン)少しあり。
強いていえば、親知らずが出てきてるせいで
歯が少し寄ってきているところがある。

…などなど、ポジティブフィードバックもあり。

しかし、問題の歯はなかなか厳しい事になってると、
柔らかいが厳しいご指摘。

と、いう事で、
治療が開始となった。


しかし週末から密かに福岡~釜山、慶州に行くため…
先生、何とか助けて(涙)と懇願し…

『仮ですが、かぶせておきます。
でも美味しいモノが出てきても、
がぶっ~っと強く噛み付かないように(笑)
あくまで仮の処置ですからね。
帰って来たら治療を再開しましょう!』

なんやかんや釘を刺され、
久々の歯医者を後にした。


うーむ、やはり恐ろしか所よ、歯科。
しかしもう、逃げてられん。


…新年早々、大キライな問題に真っ向勝負する羽目になったワタシ。

覚悟を決めたまな板の鯉のキモチな、今日この頃。




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> あっという間に新年を迎え、
> まだまだのほほんとお正月気分なまま、
> …お仕事再開。
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> 年末年始を自宅で迎えた、
> 受け持ちの利用者さん達の訪問を一巡するまでは…
> …何となく落ち着かない心持ちです。
>
> あんまり考えたく無いけど、
> 色々起きてるかもしれない訳で。
> …打者一巡するまでは、少々ハラハラな気持ちです。
>
>
> そんな中。
> 元気いっぱいな方に会えると嬉しさもひとしお。
>
> 練馬区内で自宅のお庭に立派な畑をお持ちのMさん。
> …新年早々、収穫祭が開催されていた。
>
> 在宅酸素療法中のおじいさんも、今日は張り切って酸素外しちゃって参
> 加。
> …おいおい、無理せんでくださいませ。
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>
> お庭でダイコンやらキャベツやらの収穫…!
>
> …「わたし、キャベツもダイコンも収穫したの、初めてです(照
> )」
>
> そんなこと言ったもんだから、更におじいさんは張り切り、ダイコンの
> 抜き方の指導も熱くなる。。
>
>
> 普段見れない姿、
> びっくりする位活き活きした姿。
> 闘病中とは思えない姿を目の当たりに出来るのも、訪問看護ならではな
> んだなぁと改めて感じた、今日この頃。
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