バリおまけ話 その7
バリではチキンがおいしいので、滞在中にたいてい1回はケンタッキーフライドチキンを食べる。今回は、ディスカバリーモール内のケンタを訪れたが、その時のこと…。
バリでは(というかバリに限らず東南アジアの国々などでは)ファーストフードやスーパーのレジに立つ店員たちの対応は一般的にの~んびりしている。日本のようにテキパキとした対応を期待するとイライラするので、こちらもの~んびりした気分でレジに並んでいた。
すると…、カウンターの一番端でなにやら穏やかならぬ声が。見ると、欧米系の中年女性がかなりの剣幕で店長と思われる女性にまくしたてている。聞いているとどうやら、自分がオーダーしたのは「オリジナルの」チキンなのに、このチキンは「ホット(スパイシー)」なチキンだ、自分が食べたいチキンとは違う!!というようなことを訴えている。
バリニーズの店長は、温厚そうな表情と口調を崩すことなく、それは「オリジナルの」チキンです、と説得するのだが、欧米系の女性はガンとしてゆずらない。「これは私の食べたいチキンとは違う! 味が違うのなら、なぜ私がオーダーしたときにそのことを教えないんだ!!」などと吠え続けている。
この騒動にもうひとりの店員が対応に加わったため、他のレジの列は長くなるばかり。しかし、女性のあまりの怒りっぷりにみんな何も言わずに見守っている。結局、店長が折れて、新しいチキンと、さらに女性の訴えに従ってポテト(チキンの問題とは全然関係ないと思うのだが…)まで差し出して一件落着。新しいチキンと最初のチキンの味が違っていたかは非常に疑問である。
しかしまあ、欧米系の人は自己主張がすごいですね。もちろん、みんながそうというわけじゃないでしょうが。(海外滞在歴が豊富なツレは、女性の英語の訛りから、ラテン系の国の人じゃないかと言ってます。イタリアかスペインか、はたまたブラジルか。)これが日本人だったら、「アレ?味付けが微妙に違うね…」と思うだけで終わりじゃないでしょうか。こんな客を相手にする店長さんも大変だな、と同情してしまいました。
そのせいというわけじゃないでしょうが、今回食べたバリのケンタのチキンは、以前ほどおいしく感じられませんでした。(T_T)
