バリおまけ話 その6
クタビーチに入っていたときのこと。サイズは腰くらいの、かなりワイドなダンパーコンディション。波が割れる手前のインサイドでは、かなりの数の海水浴客が遊んでいた。
アウトにいるのはサーファーのはずなのだが、ときどきカレントに流されてきてしまう海水浴客がいる。そのときも近くに、いかにも波に慣れていなさそうなボディーボーダー(といってもおそらくレンタルボードで、フィンもつけていない海水浴客)がふたりいるなぁ、とは思っていた。
ふたりのうちひとりは、なんとか自力でインサイド側に戻れたようだったが、残されたもうひとりが「ヘルプミー!!」と叫び出した。そんなにアウトではないのだが、足がつかなくて不安になったらしい。引っ張ってやろうと近づくと、ものすごい力で自分の腕をつかんで「ヘルプミー!!」と叫び続ける。
近くにやってきたツレも合流して、ふたりでインサイドに引っ張っていこうとしたのだが、問題は、パニクッているその男の子(高校生か大学生くらいだろうか?)と一緒に超ダンパーの波をどうやってやり過ごしてインサイドに戻るか、だった。
3人一緒になって巻かれて板でケガをすると危険なので、とりあえずボディーボーダーのツレにまかせてサーフボードを持っている自分は手を離した。すると男の子はますますパニクッてくる。ツレは波のタイミングをみはからって戻ろうとしたが、男の子に腕をとられて思うように動けず、結局ふたり一緒になってドダンパーの波に見事に巻かれてしまった…。
その後、なんとか無事にインサイドに戻れたインドネシア人の男の子は、ツレに「アリガトウ」と訛りのある日本語で礼を言ってきたらしい…。クタビーチも結構カレントがきつく、波に慣れていない人には安全なビーチとはいえないと思うのですが、海水浴客はかなりいるので、流される人も多いようです。気をつけましょう。
今度は自分が助けられる側にならないように自戒をこめて。
