みなさん、こんにちは。
カウンセラーの佐原です。
今日は前回の続き『意識のエネルギーで子供をサポートする』というお話の、応用編です。
前回の記事は沢山の反響を頂きました。
「私も霊が取り憑いてるのかもしれません…。」って。
そっちか!
やたら長い前フリで、いらんこと言ってすみません。
人間、多かれ少なかれそういうことはありますが、お盆の風物詩的なものですので、お盆過ぎたら明るく笑ってやっていきましょう。
それで大丈夫です。
まだ前回の記事をお読みでない方は、「***」以降の本文だけで構いませんので、お読み下さいね。
『意識のエネルギーで子供をサポートする』https://ameblo.jp/surface2119/entry-12298484562.html
さて。
意識=氣=エネルギー
という前提を踏まえて、
今日はそれを使って親である私たちは子供達にどのようなサポートしてあげられるのか、それを見ていきましょう。
原理的な所に少し触れると、氣には3つのポイントがあります。
氣質
氣形
氣流
の3つです。
エネルギー=氣を扱うというのは、この3つの運用になります。
「氣質」とはエネルギーの質ですね。
人によって朗らかで温かい受容の氣を発している人もいれば、怒りの氣を発している人もいますね。(そういう人のそばにいるとしんどいですよね)
それ以外にも重い、軽い。サラサラしている、ドロっとしている、などエネルギーには質感があります。
次に
「氣形」とは、エネルギーの形です。
密教や陰陽道では指をいろんな形に組み合わせて印を組みますね。
指に沿って氣が流れているのであれは特殊な氣形を作っているわけです。
また西洋の形而上学では氣を込めてシンボルや魔法陣を描くことでエネルギーを扱いますね。
これが氣形を扱うということですが、子育てにそこまでしている人はちょっと怖いので(笑)これは置いておきましょう。
ただ、身体の姿勢や振る舞い、意識の配分、つまりその人の「在り方」というのも実は氣形に含まれます。←ここ大事なポイントです。
最後の
「気流」はエネルギーの流れです。
前回の親子の話では、氣が子供に流れていないという氣流の問題が起こっていましたね。
それ以外にも、流れの無いエネルギーは淀み、必ずネガティブに傾くという性質もあります。
良い氣が良い流れを作って循環していれば、心も空間も爽やかで満ち足りていられるのです。
そして、子育てにこの知恵をどのように活かせるか、ということですが、例えば私はこんな風に扱っています。
【氣と在り方でリードする】
子供たちが宿題しないといけないと思いながらダラダラと遊んでしまっている時。
あるいは集中できていない時。
親である私は「さあ、勉強に集中しよか。」と声をかけて、まず自分のモードをキリッと緊張感の高い、仕事モードに変えます。
つまり『氣質』を変えることで、エネルギー的に子供たちをリードするわけです。
一切の言い訳が許されないような、凛とした氣を創り出すことで空間のエネルギーを変えるわけですね。
そしてその上で、
「まずは部屋を片付けようか。テーブルを拭いて。そこを片付けて。」
と指示を出して、自分も片付けをします。
これは今まで部屋にあった遊びの氣の流れを一度リセットするためのクリアリングを行っているわけです。
氣の原理は
意識を向けた方向に流れる
ということです。
例えばテーブルを拭くと、氣をテーブルにかけることになり、これまでのエネルギーがリセットされて、新しいことに取り組みやすくなります。(この感じなんとなくわかりますよね。)
だから、テーブルの上が汚れているかどうかに関わらず、リセットするために意識をかけるためにテーブルを拭くわけです。
とても日常的な、テーブルを拭くという作業も実はとてもマジカルな氣の運用をしているのです。
陰陽道的に言うと、邪気を払って、新しい氣を注ぐことで結界を張っているのです。
そのテーブルに向かって何かをすると、意識が整いやすくなります。
それ以外にも部屋に氣を配り、散らかっているものを片付けることで部屋の流れを変え、先の凛としたエネルギーによって、場を集中できるエネルギーに変えていきます。
その上で、「のんは何をするんや?」と、
今からすることを聞いてあげて、
「よし。何分でできそうや?」と、
時間を決めることで、意識のエネルギーを凝縮して使いやすくなるよう導きます。
さらに、ここでその勉強を終えた娘の未来を想像することで、親である私の意識のエネルギーを現実創造のために注いでサポートします。
そして、タイマーをセットして勉強をスタートさせ、子供たちが集中している間、凛とした指導者のようなエネルギーで、子供たちの姿を見守ってあげます。
何もせずに「見守る」のです。
そうやって純粋に親の意識を子供に注ぐことで、上質な集中の氣を子供に注ぎ、エネルギー的なサポートをしているわけです。
子供たちの意識が整って、見守らなくても大丈夫そうになったら、
私も側で書き仕事などをして、大人の集中モードのエネルギーを子供たちが浴びられるように意識しています。
『在り方』の指導をしているわけです。
昔、合気道をやっていた時、部屋に入って歩く際の氣と在り方だけで後輩の指導ができて初めて一流と言われていました。
言葉を使わず、身体にも触れず、その場にいる時の気質と在り方(つまり氣形)と気流のみで、指導するということです。
そういう教育があるのですね。
氣で導いてあげると、子供たちは勉強モードに入ることができて、そうなると本当に静かに勉強に集中するものです。
逆に、子供たちにいくら「勉強しなさい!」と強く言っても、家が雑然としたエネルギーだったり、遊びのエネルギーだったり、
仕事から返ってきてほっとした親のくつろぎのエネルギーだったりすると、
この環境で、子供が自分自身で勉強モードに持っていくのは、至難の技で、
結局はギリギリになってどうしようもなくなってから宿題に取り掛かることになります。
子供たちを見ていて思うのは、勉強が嫌いで苦労しているというよりも、勉強モードに自分をチェンジさせることに苦労しています。
宿題を終わらせるのに100のエネルギーを使ったとして、「疲れた~」と本人たちは言っていますが、
実際には100の内70は勉強モードに持っていくために自分を強制するための苦労であり、勉強自体は30程度しかエネルギーを使っていません。
勉強自体は乗ってくると楽しいもので、「もっとやる」と言い出すこともありますよね。
つまり、モードを変えるということが鍵なのです。
そして、そのためには、
親が自分のモードを変えて、氣質でリードしてあげる。
それによって部屋の氣質を凛とした集中空間に変えてあげる。
氣で遊びの流れをリセットしてあげる。
注目によって氣を注入してあげる。
イメージによって現実創造の手助けをしてあげる。
などなど、いろんなサポートが可能なのです。
子供というのは、それほどに親の氣=エネルギーを必要としているのです。
物も環境もお金も言葉も与えているけど、氣を与えていないという理由だけで子育てが上手く行っていないケースが多いので、意識してみてくださいね。
【全ては氣の運用である】
そして、更に言うと、
人間の意識=氣=エネルギーをどう運用することで、リターンを最大化していくか?
というのが、人生のゲームとしての側面の本質であり、家族の運営の鍵になります。
私たちは意識=氣=エネルギーを仕事にそそぐことで、それをお金に換えることもできますし、
テレビやスマホゲームに注ぎ楽しみを得ることもできます。
子供たちに注ぐこともできます。
誰もが意識していようとしていなかろうと、1日分の意識=氣=エネルギーをどこかに注ぎ、その結果、何かしらのリターンを得ています。
そして、大切なのは、
ある所に注ぐとエネルギーは拡大し、
ある所に注ぐとエネルギーは縮小する
ということです。
例えばスマホやテレビに注ぐのは気晴らしにはなれど、エネルギーを無駄にすることで縮小させるかもしれません。
その分を子供に注ぐと、子どもの力になりエネルギーは拡大していきます。
でも、そう思ってスマホの時間を減らすと、1日の仕事のストレスが解消されずに、親である私たちの心が不機嫌になってしまって、家庭に良くない氣を撒き散らしてしまうかもしれません。
「氣流」をスマホから子供に変えることで、逆に「氣質」が低下したということです。
エネルギーが縮小してしまいます。
気質を落とさずに、有益な所に意識を注げるバランス点を見出す必要があります。
また両親の意識を仕事に注ぎすぎ、換金しすぎなケースもあります。
お金にはなっていますが、その分子供に注ぐエネルギーが犠牲になっているので、子供の将来も含めて、長い目でみるとその損失は仕事で得ているリターンを上回っているかもしれません。
でも仕事が好きで、仕事をすることでご機嫌でいられる(氣質が向上する)ならば思う存分に仕事をして、子供の勉強などに意識を注ぐのは塾や家庭教師にアウトソーシングして、
子供に注ぐエネルギーは、愛情や承認などに絞るというのも良いかもしれません。
そうすると、家族全体としてのエネルギー量が拡大します。
そのように親である私達の性質、好き嫌い、子供たちの性質などを鑑みた上で、
有限のリソースである意識=氣=エネルギーをどこにどの分量を投下すると、エネルギー効率が上がりリターンが最大化するのか。
家族全体としてのエネルギー量が増えるのか。
その視点で、エネルギーの流れを設計することが大切です。
その結果、時間とともにエネルギーが拡大する流れであれば、その家庭は発展していくでしょうし、
縮小して行くようであれば、時間とともに必ず何かしらの症状を子供が表すようになります。
朝起きなくなったり、学校の成績が著しく下がったり、不機嫌な氣を発しだしたり、です。
それに腹を立てて、親である私達も不機嫌になると、更に家庭のエネルギーは衰退してしまいます。
症状として現実に何かが現れる前に、エネルギーの流れを見て、調節してあげる必要があります。
これは幸運なことでもあり、ある意味では恐ろしいことでもあるのですが、
その家庭の今のエネルギーの構造を見れば、家庭の未来が衰退するのか拡大するのかが分かるものです。
ということは、現実に現れる前に手を打つことはできるわけです。
そして、最後に取って付けたように追記しますが、
家庭の中で勝手にエネルギーを倍増させてくれる魔法の装置があるとすれば、
それは夫婦仲が良いということのようです。
夫婦がお互いを思いやったり感謝したりしながら生活していると、お互いのエネルギーが関係性の中で増幅され、それを子供たちに流してあげることができます。
家庭は愛情の氣で包まれ、子供たちはそのエネルギー場の結界の中で生活することとなります。
少々の苦労は喜びに変えてしまうような、氣質の変容も起こせる魔法の装置。
それが夫婦仲です。
ええ…。
分かってます。
なかなか難しいものですが…(笑)お互いがんばりましょう!
それでは、今日の要点をまとめておきましょう。
【今日のまとめ】
・親がモードを変えることで、氣によって子供をリードすることができる。
・ただ見守るというだけで、子供たちのエネルギーのサポートをすることができる。
・拭き掃除や掃き掃除は場に意識のエネルギーをかけることで空間をリセットできる1つの魔法である。
・家族が持っている意識=氣=エネルギーを、どこに注ぐかによって家族全体としてのエネルギーが増えたり減ったりする。
・今現在の氣が家族の中でどのように流れているのか、増えているか減っているのかを見ることで、家系の未来までも知ることができる。
・家庭のエネルギー量を増幅する最大の魔法は、夫婦仲が良いということ。
・良い夫婦仲によって増幅されたエネルギーを子供や仕事に注ぐことで、エネルギーを拡大していくのが家族経営のコツである。
・機嫌よく健やかな氣(氣質)で、凛とした在り方(氣形)で、拡大するべきところに注いでいれば(気流)、家系は必ず栄えていく。
以上です。
今日からは陰陽師の安倍晴明みたいな気分で、子育てに励んでくださいね(笑)
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