少し前のこと。

娘(母にとっては孫)を連れて面会に行った。

娘、母に会うのいつぶりだろう?


面会室で待っていると母がやってきた。

娘を見て?でも私が居る。

笑顔を見せつつもちょっと?な感じ(^^;)


「孫の◯◯だよ。」

「◯◯ちゃんかぁ~。」

(わかって言ったのか、合わせたのか(;^_^A)

でも、「こんな大きくなったのかぁ~。」とか言ってたので、半分わかったってことで。


「娘、大学卒業して就職決まって春から社会人だよ。」って言ったら、

「そうかぁ~」と言って、おもむろに上着のポケットに手を入れて探る。


「お祝いしたいけど無いわぁ~。」


びっくりした。

母、いつも孫の祝い事にお祝いくれてたんだけど、そういうのって覚えているんだ。

昔ならポケットに忍ばせておいて、孫が来たら渡してた。

そんな昔の仕草を見られて、なんか嬉しかったな。


そこで私は予め用意しておいた金一封を母に渡して、母から孫におめでとうと渡して貰った。


母にとって私の娘は1番下の孫で、今までの孫の時は、まだしっかりしていたから、自分からお祝いとかやってくれてて、今回は私が勝手にお膳立てして良いものかと迷った。

でも、母は孫に対して同じにしてくれてたから、やっぱり同じようにしてあげたいという、なんか自己満足かなとかおもったけど、母の昔と同じ仕草を見られて、やって良かったんだと思えた。


娘は「おばあちゃん、全然変わってなかった。」

母、そこそこにふくよかなので年齢より若く見えます。

(まあ、90が85に見えても、それが何だとは思いますが(≧▽≦))

そして、ちょっとの会話だと(認知症あるあるの合わせる会話で)わかりません。

なので娘からすると昔と同じに見えると言う。


娘にはそういうイメージのおばあちゃんを覚えていて欲しいから、良い面会になって良かったです。