水害ボランティア
お仕事は絶賛閑散期のテツオです、こんにちは。
2011年7月29日からの豪雨による水害。
私の家の周りは幸いにして道路が川になったぐらいで被害はありませんでした。しかしながら新潟県三条市は五十嵐川の堤防決壊における被害があり、twitterとfacebookで泥かきボランティアを募集しているということを知り、会社休んで下田のボランティアセンターに行って参りました。
下田ってのは三条市のより山側の部分。旧下田村が三条と合併された所ですね。五十嵐川周辺の世帯にて被害が出ているらしい。うちから車で高速使って1時間ちょっと。使わないと2時間くらいな距離です。下田のボランティア募集していたのを知ったのが一番最初だったのですが、うちからわりと近い阿賀町でもボランティアを募集しているということは知らなかった。これを知ったのはボランティアに申し込んだ後だったので諦めたが、距離だけではなくお仕事的にお世話になっていたりするのは阿賀町>三条市だったので、打算的な考えでいうと阿賀町に参加すればよかったかとちょい後悔(腹黒)
朝9時~ボランティア受付開始、10時からスタートと言うことで9時発で高速をぶっとばし、三条燕ICから国道298号線で下田に向かう途中、燕市役所の前でいつものように渋滞しましたが、下田の総合体育館についたのは9時15分。なかなか時間通り。
体育館について見ると、受付→ウェイティング→集合→作業開始が非常にスムーズに行なわれ、「考えられているなぁ」と感心してしまいました。多分、7.13水害の教訓が活きてるんだろうなぁ。
現地にいっての午前中の作業は山間部の一軒家にすむおじいちゃんおばあちゃんのおうち。
幸いにも母屋は少し高くなっていて水が来なかったようですが、畑とアプローチそして蔵が濁流で覆われたことによる泥で身動きが取れない状態となっていました。
当然のことながら避難していると思っていた私はおばあちゃんにその時の様子を聞いて見ると、足の悪いおじいちゃんが居て避難できなかったとのこと。母屋の後ろが山になっていて目の前が濁流と、どんなに心細かったか想像にあまりある状態でした。
作業自体はボランティアが私含めて6人居たことでお昼ごろに終了。
ひとりひとりの力は小さくても、数が集まると大きな力となることを痛感しました。
やっぱりね、人数少ないと「心が折れる」瞬間があるんですよ(笑)
ちなみにスノーピーク(snow peak。三条にあるアウトドアメーカー)さんからも社員の方が2名一緒に参加されていたのですが、驚いたのはキャンプをしていた福岡(!)からのお客さんまでボランティアに参加されていたこと。
県外からボランティアされているかたに負けてはならん!
と、勝手に思い込みいい汗を流させて貰いました。
最後はみんなでおばあちゃんに「ありがとうございました」といって終了。最後のおばあちゃんのあの笑顔が忘れられません。
帰ってからのビールがうまかったなぁ。
あ、そういえば汗と泥でデロデロになった体を洗浄しようと、日帰り温泉に漬かって帰ろうとしましたが、下田の日帰り温泉施設「いい湯らてい」や有名な温泉施設「嵐渓荘」も被害にあって営業中止中とのこと。残念ではありましたが、再開したら必ずリベンジするぞと心に決めてデロデロのまんま帰りましたとさ。

※この写真と作業を共有したという思い出が報酬といえるかもしれません。
最後にひとつお願いがあります。
午後からは五十嵐川流域のご自宅に参ったのですが、こちらはホント酷い状況。
床上浸水をされた方は家具だし等もありボランティアの頭数が非常に重要な意味を持ってきます。そして細かい気配りを出来る女性の手も必要です。今は本当に人が足りていない状態で泥が乾いて除去しにくくなる前にあなたの力が必要です。(この1週間が勝負!とのこと)
そして伝え聞く所によると十日町や阿賀町なども大変な状況らしい。
今日のボランティアは62歳の方や女性の方もおられたとおり、誰でも出来る作業です。(まぁ、この62歳はスーパーな62歳でしたが(笑))是非ともお時間があるようでしたら1、2時間程度の参加でも十分とのことですので、積極的にご参加をお願いいたします。
ボランティアセンター
・下田
電話 0256-46-3003
・阿賀町
電話 090-6552―0729
090-6552-0721
・十日町市
電話 090-6551-8416
090-6551-8429
なお、実行してみて泥だしについて注意点を下記に記しておきます。
・飲料水必須(午前中だけで2L飲みました)
・軍手も必須(ないとすーぐシャベルで手に豆が出来ちゃいます)
・熱中症予防に是非とも飴ちゃんを(塩分補給)
・1回のすくう泥を少なめにして回数で勝負
・ひと一人の作業量なんてしれたもの。絶対に頑張りすぎない
・新潟の人は基本「作業を頼む」ことになれていないことを心にとめておく
・災害前復帰が基本。「良かれと思ってやる」ことをしない
・でもどうしてもしたい場合は家主さんに聞いてからやる