アイ ラブ サーフィン、バット… | 週末ガレージシェイパーのアルビレックス新潟観戦記

アイ ラブ サーフィン、バット…

この10日間は複雑な思いを感じた人が世界で最も多かった10日間だったのではないでしょうか。

まぁ、「世界で最も」はいくらなんでも言いすぎかもしれませんが、かくゆう私もそんな一人で…、とまどい、驚き、悲しみ、ほこらしさ、情けなさ、安易な考え、おびえ、安堵、怒り、ふがいなさ、そして使命感と無力感。…そんな複雑な思いでいっぱいになっていました。

この3連休はこの災害でお亡くなりになられた方のご冥福を祈りながら、被災後の1週間と同様に、家族と一緒にすごしました。自分はこの家族を守れるのか自問自答しながら。

その答えは「同じ災害が発生したのならば確実にNO。」でした。

我が家の立地や避難経路、そして生活環境から考えて…。
・家がなくなっている。
・車は使えなくなっている。(いつもemptyギリなんでね)
・父母は被災している。
・長女は被災している。
・長男は(週によって違うが)被災している。
・妻は被災している。(ただし、避難場所に勤めているような感じなので確実に生きてはいると思う)
・私も被災している。(ただし、会社は鉄筋コンクリートなので恐らく生きているとは思う)

のような状態が発生していると考えられる。

私がもし仙台に住んでいてこ上記のような状況となった時、私はどんなことを思って生活しているだろう。


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夏場になると良くお邪魔するサーフポイントでググってみた。

…そしたらyoutubeに災害状況を撮影したものがあがっていた。


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このコンビニ…、
あのクジラの絵からして…
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そのポイントの近くにあったセブンイレブンだ…。

朝イチでよらせてもらって昼飯を購入させていただいていたのに…、こんなことになってしまった…。

もし私がここの近くに住んでいて、上記のような状況となった時、私はどんなことを思って生活しているだろう。


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私は何を隠そう、おばあちゃん子だ。
(まぁ、もう33歳で中年だから「子」って感じではないけれども)

小さいころから父母共働きで家を空けていることが多かったので、父方のばあちゃんがご飯を作りにきてくれたことから始まるのだが…、大事なことは全てばあちゃん経由で聞いて来た。だから私は先人の言い伝えってやつを重んじる。こんな時はばあちゃんなんて言うんだろ…。

多分、ばあちゃんならこういったんじゃないだろうか。

「四十九日も終わってないのにサーフィンどころじゃねぇろ」


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私はサーフィンが好きだ。大好きだ。

どのくらい好きかって、家族をなげうってでもしたいくらい大好きだ。

ただ…、私の大好きなサーフィンは自然が相手のスポーツだ。そしてその自然は今回の災害のように時に人間以上の力を持って襲い掛かり…貴重な資産だけでなく尊い人命すらのみ込んでしまう。

このたびの津波については本当にいろいろなことを考えた…。


そして、答えは出た。


無くなった人たちが極楽浄土へ行けるという四十九日(これは宗教によって少し解釈の違いがあるらしい。…無宗教ですいません)まで、サーフィンは…しない。



これが亡くなった人への俺なりの供養だ。




私が言っているのは自分なりの答え。

違う考えを持つ人もいるだろう。

当然それを否定しない。

「そんなことで亡くなった人がうかばれる訳がない」と言いたきゃ言え。

ただ、自分はあまり大したことじゃないと思っている。

自分がちょっと我慢するその大好きなサーフィンをしていて亡くなり、二度と出来なくなった人もいるのだろうから。


PS.
「被災者」の方々のためには私のお小遣いからなけなしの5千円(心ばかりですいません…ただ、今月の俺の全財産です(涙))を寄付しました。たいしたこと出来ない俺だけど、少しでも力になるぜ!

PSのPS.
 復興の暁には家族総出で青森に行ってりんご食い、岩手行ってわんこそば食い、仙台行って牛タン食い、福島行ってやきかつ食い、茨城行って干しイモ食い、千葉に行って落花生食べてお金を使い…そしてサーフィンしまくることを誓います。これから出て来るであろう風評被害になんて負けるな!