閑話休題 | 週末ガレージシェイパーのアルビレックス新潟観戦記

閑話休題

久々に朝ジョグを再開したテツオです。こんばんは。
約2週間ぶりのジョグは深夜に若干の雪が降ったらしかく、道路にすこーし積っていたので完全防備でのスタート。

ちなみにこの完全防備とは下はタイツと長ズボン、上は長袖の下着(キャプ3かヒートテック)とフリース素材の運動着を2枚重ね。しかもそのうえにアセンジョニスト・ジャケットでフードをすっぽりかぶって、手には軍手と、…もし吹雪いても全然問題ないと言う格好でした。

ひとつ問題があるとすれば足かな?
ここだけは普通のナイキです。

水たまりはびっしょびしょになる危険性大なので結構前からよける態勢をとっとかなきゃいけません。
もしかするとここをゴアテックスのランニングシューズとかにすると、気にしなくても良くなるのかもしれませんねぇ。…ただ、一時期よりは安くなったとはいえゴアはゴア。優先度から言うとまだ低いなぁ。いつになったら買えるやら。

話がそれました。
今日はランニング中に結構な一大事があったのです。

それはパフュームを聴きながら楽しく走っていた午前5時45分ころ。

「風つぅーえなー」

と、若干の勾配を昇り降りして橋にでて…。

「明るくなってきたなー」

と、渡りきった時のことでした。

『それ』がやってきたのは。



「?」


「???」


「…む!?」


「…う、う、うー!!!」


そうそれがやってきたのはまさに私の下腹部でした。

近しい知り合いしか分からない私の特徴。


「すーぐ腹こわす」…。


「う、う、うっ、うぅ…う…、、、、、、。。。。。。ふー」


第一波をなんとかやり切った後、いつも冴えない私の脳は未曽有の大回転を始めました。

お、おい橋渡ったばっかだしここから家まで最短距離で少なく見積もっても確実に6キロ以上あるぞ!もしだったらタクシーで帰るか?いや、金なんてもってねーし!というかこ、この痛みは乗り切れる痛みなのか!?考えろ考えろ考えろ…。このぐらいの痛みで大丈夫だった時はある。経験上大丈夫か!?だ、大丈夫だよね?うん、大丈夫なはずさ!おっ、よしやった!新潟周辺民はご存知セーブオン(コンビニね)が見えてきたじゃないか。たすかったなー。…しかしちょっと待ってほしい、重装備で汗だくでキモい俺がずかずかと入って行くのはどうなんだろう。結構苦手なんだよなぁ、店員さんにあの「トイレだけかよこいつ」風な目で見られるのさぁ。むむむ、…というかここまで考えている間、第二波がこないのはなぜだ?も、もしかして大して心配する必要無いんじゃないか?うむ、なーんだ心配して損した。楽しく走ってるって言うのに邪魔すんなよなぁ。

…と、この時は安心しきっていました。

安心しきっているので当然新潟周辺民はご存知セーブオン(確か本社は群馬)は当然スルー。
ニコニコと走りはじめます。



だが、すぐにスルーしたことを後悔します。

招かれざる客、第二波がやってきたからです。

ここでOPP歴33年の私は伝家の宝刀を抜きました。

実績あるこの宝刀の名称、それは「そんなことないさ作戦」です。

そう、現実逃避して忘れることで便意を紛わせ、あわよくば便意そのものを忘れてしまおうというこの作戦。

実績があります。
そのもの全てを忘れてしまういわゆる「芯をくった」状態も数え切れないくらいです。

基本は楽しいことを考えることです。

サーフィンしてぇなぁ、やっぱハワイかなぁ、いやいや台湾も良いらしいし、スリランカも良いらしいぞぅ、暖かくて、澄み切った海、キレイなラインナップに、しっかりとフェイスが張って、△に割れる、ロングライド可能、そうあの波が良すぎて上手くなった感、ローカルは優しく、笑顔で、こっちも笑顔で、パドル出来なくなるほど長時間入っちゃって、でも波が良くてまた沖にでちゃって、お腹すいても無理しちゃって、予定時間を越しても全然あがる気配がなくて、でも長く入っていることも忘れちゃって…あはは、あはははは。。。


よしやった!「芯を食い」ました!


想像があまりニコニコどころかニヤニヤしちまってます。
100人中100人が「気持ち悪い」と答えました。状態です。

もう走りながらちょうちょが舞ってます。
このまま残り10キロ走り切る気まんまんです…。




…がっ、すぐに現実に戻されました。
耐えがたい第三波が襲って来たのです。


もう楽しいことなんてぜんっぜん考えられません。


現実に戻った私はセーブオンに駆け込むために後ろを振り返りました。
…もう既に500メートルは離れています。そんな長いこと妄想してた俺のバカっ。

ランニングコースの先を視力5.0の目で凝視します。
…早朝6時にやっているお店なんてありません。

キョロキョロ周りを見やります。
…な、なんと都合良く公衆便所がっ!…あるわけありません。

だんだん視界がぼやけてきました。思い出すのは
…確か小学校1年のとき。お腹が急に痛くなって林の中でNGS(自主規制)したことです。
…あの時は普段集団下校なのに、たまったま1人の時だったから「ウン○マン」と呼ばれずにすんだんでしたっけ。

ぼやけてきた視界でさらに周りを見渡します。
…こ、この景色あの時とそっくりだ。。。

そう、デジャヴです。デジャビュとも言い既視感と訳す…そうそれです。

そして耳からはパフュームの♪takeoffがずーと流れています…。
すまない、パフュームファンの君達にはホントすまないと思っている。



放送が流れます。
「耐えがたきを耐えー、しのびがたきを…」
そうです、無条件降伏です。



木陰に隠れ…人が居ないのを確認し…周りを3度見したうえで…すみやかにNGS(自主規制)を遂行しました。任務完了。段取り9割、現場1割。調査の結果、原因は昨日の夜の「具沢山トン汁を2杯飲んだから」です。くそう、普段でも温野菜たっぷりだってのに沢山にしやがって。食物繊維とはかくも恐ろしいものか…、そういえば普段入ってない天敵ゴボウが入っていたのを忘れていた。くぅ、根菜かっ、根っこの癖しやがって…普段は土の中に居るくせになぜに俺の邪魔をするんだっ!…まぁいい。終わったんだ。もういいんだ、もう戦わなくていいんだ…。



だがしかし、ホントの戦いはそれからだったのです。



「紙なんかもってねーぞー!!!」


吠えた。ウオズミなみの遠吠えだ。中腰のボスザルだ。
そう、普段からポケットティッシュなんて持っていない。
ハンカチすら持っていない不潔人間なのだ。そう俺ってアウトローなんだ。
カッコイイんだ俺。

けど、ここに居たってはアウトローどころかアウトオブ人類になりつつあるこの俺、僕のトモダチ犬君達みたいに拭かないでってのは残り10キロ走って帰らないと…と考えると絶対にダメなんで、周りの木の葉で…ってかここ松の葉しかねーじゃん。こ、これでいくしかねーか?いやいや無理っすダメダメっす。前の方にくっささる上に手がくさくなるっす。自分ついてけねーっす。先輩、前も飲み会の時に似たようなこといっててダメだったじゃねーっすか。ポケットとかになんか入ってねーんすか?・・・やっぱねーっすか。。。


と、四苦八苦していると…。


そう、俺に神はいたのだ。
























































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※本物ではありません、イメージです。


俺は感謝した。
ありがとう、この寒かった新潟。
ありがとう…、軍手。