面白くて1日で読んでしまったシリーズその1
- もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら/岩崎 夏海
- ¥1,680
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主人公である普通の女子高生がとあるきっかけで女子マネージャーとなり、母校の野球部を強くし甲子園を目指すといういわゆる『ありがち』なストーリー。そのサクセスストーリー的なふっつーな物語をふっつーな感じにしていないのは、主人公の女子高生がいわゆる「マネージャー」と「マネジャー」とを同一のものとして勘違いし、「世界で一番売れた」ドラッカーの「マネジメント」を野球部を強くする『教材』として使う所であります。
…すいません、私自身は「ドラッカー?聞いたことねぇなぁ」な人でした(笑)
ただ、この物語を読んだ後では、二千円だしてマネジメントのエッセンシャル版を読んでみたくなっています(図書館で予約もしちゃったし(笑))そのくらいこの本は面白かった。その組織(野球部)の問題点をシチュエーションごとにマネジメントから解決方法を探り出し、それを「マネジメント」から引用しているため、「こうなんだよ」だけじゃなく「こういう時はここをみろ」という感じでも読めます。
要するにこの本は「マネジメント」の索引本ですね。
人気があって売れてるだけありますね、面白かったです。