流星の絆 | 週末ガレージシェイパーのアルビレックス新潟観戦記

流星の絆

流星の絆/東野 圭吾
¥1,785
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「容疑者Xの献身」が素晴らしく良かったので、2匹目のどじょう狙いで地元の図書館で借りたのがこの本です。この本はテレビドラマ化もされ、宮藤官九郎脚本と言うこともあり話題になりましたねぇ。

…実は1話も見れませんでしたが(汗)

ただ、見れなかったにしてもCMなどでだいたいの配役は分かってたんですよ。だから登場人物たちがスムーズに頭に中にイメージされましたね。まぁ、主人公の3兄弟(二宮和也・錦戸亮・戸田恵梨香)と戸神行成(要潤)だけしか知りませんが(笑)

ちなみに物語をご存知ない方のためにざっくりとストーリーを紹介すると…、子供の頃に両親を惨殺された兄弟たちが犯人に復讐することを誓い、大人になって偶然の出来事から犯人と思われる人物を見つけるが…警察に捕まえさせるための十分な証拠が無いことから、巧妙な罠を張って証拠品を偽装し逮捕へと導かせようと知恵を働かせる…というものです。

主人公の行動は決して褒められたものではないと思っていますが、両親を殺害したと思われる人物をみつけ、そして「なんとしても復讐を」と子供の頃から思っていたら…、こんなこと言うとまた怒られそうですが…これらの行動も致し方ないかなぁと思います。

物語は両親を殺害したと思われる人物の息子(戸神行成)と偽名を使って行成に近づく末っ子(有明静奈)との接触と、それを元に生まれる恋心、そしてそれに相反する復讐とをスリリングに描かれています。

この本も厚さはそこそこあるのですが、結構すらすらと読めちゃいますね。
スピーディな展開と随所に現れるドキドキ感がそれに拍車をかけているのかもしれません。

個人的にはなかなか面白かったのですが、欲を言えば…も少し伏線などが描かれていた方が好きかなぁ。
ま、次も東野圭吾作品を読んでみましょ。