天地人(上下) | 週末ガレージシェイパーのアルビレックス新潟観戦記

天地人(上下)

このブログのカウンター(左の「ブログ内検索」下に設置)で6,000のキリ番を踏んでしまって嬉しいんだか悲しいんだかのテツオです、こんにちは。

…というか、5,555のキリ番も踏んじゃったんですよねぇ。ここまでくると自分以外にキリ番を踏んでいる人がいないんじゃないかと疑心暗鬼になっちゃいます。


というわけで、

1万番のキリ番を踏んだ方は…
10000のカウンターが表示された画面のハードコピーを送付下さい!

何かしらプレゼントを贈りたいと思いますので、よろしくお願いします!

ちなみに5万、10万と数が増えるにしたがってちょいちょい豪華にして行きたいと…オモイマス。
(つーか、そんなアクセス数になるのは何年後だって話しですが。)


さて、前置きはこの程度にして今日はこの本です。


火坂雅志 著
天地人(上)、天地人(下)

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歴史小説が好きです。
司馬遼太郎とか藤沢周平とか、学生時代に結構好きで読んでました。


しかしながら、

「天と地と」を子供の頃見ただけで、(しかも、子供のころなので詳細忘れてるし(笑))
上杉謙信ゆかりの歴史小説ってあんまり読んでないんですよねぇ。

ちなみにご存知かもしれませんが、この天地人は来年の大河ドラマになることが決定され、先日主演以外のキャストも発表になりました。

詳細は公式WEB が詳しいですかね。

やはり大河ドラマだけあって豪華な面々ですねぇ。

つっこみどころはこの辺なんでしょうか。

上杉景勝(うえすぎかげかつ)…北村一輝(きたむらかずき)
上杉謙信(うえすぎけんしん)…阿部寛(あべひろし)

き、き、き、き、きたむらかずきにあべひろし~!(笑)

イメージ違うなぁ…北村さん、私は結構好きなんだけど大昔のドラマのちゃらちゃらしたイメージか強烈すぎて頭から離れないんですが(笑)

まぁ、俺のイメージと真逆で実直な景勝を演じるのは逆に楽しみっちゃ楽しみですね(笑)

阿部寛は…ま、まぁ間違いなく史上最高の上杉謙信になるでしょう。



さ、さて読後感想ですが、上巻は川中島の5年後~始まります。
戦国時代と言う理より利が優先された時代に上杉謙信の弟子として義の心を学び生涯を通して「仁愛」を説いた直江兼続が主人公。(ちなみに兜に「愛」という鍬形をつけていたことは「愛染明王」、「愛宕権現」が由来という説もある)


大河ドラマに抜擢されたのも、道理より利益が優先されがちな現在と似通っているからかもしれませんね。


この本を通して直江兼続という武将が活き活きと描かれております。
その武力、政治力、そしてなによりも「度胸がある」とかありきたりな言葉では表現できない、肝が据わりきった人間性が非常に魅力があって面白く、上下巻で結構な厚さですが2週間で全て読みきってしましました。



ちなみに私はこの本を読んで、
「~という文献によれば」、「~の資料によれば」
というのがちょっと多い気がしました。

当然歴史史実に基づかないといけないものなのでしょうが、私的にはもうちょっと自分の世界に引き込ませるような物語の作りの方が好きです。



その分を差し引いても、期待を裏切らない面白い本といえると思います。

来年の大河ドラマの予習に皆さんもいかがでしょうか?(笑)
新潟の人は知っている地名も出てくるので馴染み深いしね。