年末年始はゆっくり更新
さて、新年になりました。
昨年一年の振り返りをすると…自分自身の大きなイベントとして、家が完成し自分のガレージで初めてシェイプしたと言うことがあげられます。(他にも転職していっぱいいっぱいだった仕事に慣れてきたとか色々ありますが)
その板のシェイピング記事は(既に完成して4ヶ月が経ち、数十回の波乗りをこなしているのですが)まだ未完成でした。まとまった休み中なので一気に記事を書きたいと思います。
と、いうことで長文になってしまうと思いますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
第一弾:「で、本日のサーフボード作り(内容)」
第二弾:「デッキラミネート 」
第三弾:「デッキラミネート(のつづき) 」
第四弾:「平日のシェイピング 」
第五弾:「既に半月たちますが 」
第六弾:「急げ急げ 」
==================================
完成版:「完成っ!! 」
※注意事項は第五弾に記載していますのでご確認下さい。
※記載事項へのつっこみなどはコメント欄にて大歓迎です。
第六弾では、ロングボードのフィンボックス挿入用の穴をトリマにて作成した所まででした。以下の記事はその続きになります。
1.フィンボックスを固定する。
フィンボックスの埋め込み方法もいろいろと方法があるようです。私が見聞きした方法は以下のようなものでした。
・フィンボックスをガラスクロスで包み、樹脂で固定する。
・樹脂のみで固定する。
・タルクを使用してポリパテにし、それを使って固定する。
どの方法で固定するにしても、樹脂を無駄に使わないように(微妙だけど重くなっちゃうからね)養生する必要があります。
私は上記のように挿入用の穴ほぼぴったりに養生しましたが…今になって思うとちょっと大きめに養生して「プラモデルのバリ」のようなものを残し(ちょっと分かり辛いかな?)、フィンをすった時にフィンボックス自体が陥没しないようにした方が良かったと思っています。(今のところ特に問題は起きてませんが)
ちなみに先ほどの固定方法ですが、今回は以下のように
フィンボックスほぼぴったりで作成したので、 1番目のクロスも使う方法だと上手く行かないかなと思い、2番目の「樹脂のみで固定する」方法にしました。
ただし、そのまんまだと芸がないので樹脂自体をワンポイント的に白の顔料で染色して
フィンボックスを固定しました。
そして樹脂が固まったら、最終的にフィンボックスの樹脂が入り込まないように高くなっている部分(|_|の最上段の部分)と樹脂をグラインダとサンダで削って終了です。
ちなみに。
賢明なビルダーの方は「おや?」と思われているかもなのですが、一般的な行程だとダミーのフィンを装着してちゃんと垂直に固定出来ているかを確認し、テープで固定して樹脂が固まるまで待ちます。
今回、私は…。
すっかり忘れていました。_| ̄|○
気を取り直してフィンを着けてみると
2.ホットコートラミネートをする。
ホットコートとは、樹脂の表面に硬い層を作ることでからっとした仕上げにし、サンディングを可能とすることです。ホットコートレジンはラミネート用レジンにパラフィンを混入してできますが、混入された状態でそのまま売られているものもあります。
最初にデッキ側のホットコートをするのですが、樹脂がたらたらボトム側にたれないようにレールの下っかわにマスキングテープで養生をします。(写真がなくてごめんなさい)
次に樹脂の用意。
ラミネート用レジンにパラフィンを加えます。私が購入したパラフィンはラミネート用レジンの1~3%混合のものでした。レジンはラミネートの時と同様にあまり慣れていないので500mlとちょっと多めに用意しました。
パラフィンは500mlの3%で15ml。
そのまま樹脂に混ぜ合わせます。
で、硬化剤は1%使用。5mlですね。
この樹脂をハケを使って塗っていきます。
ちなみに、私が使用したハケは毛がめちゃめちゃ抜けやすく…。
塗る→毛が抜ける→毛を除去する→除去したところがデコボコになる。
もう一度塗りなおす→毛が抜ける→毛を除去する→除去したところがデコボコになる。
もう一度塗りなおす→毛が抜ける→毛を除去する→除去したところがデコボコになる。
の繰り返しで大変でした。
なんとか無限ループを抜け、終了するとこんな感じ。
デッキが終了したら、ボトム側のホットコートをします。ボトム側のホットコートはフィンボックスをマスキングテープで養生すること以外はデッキ側のホットコートと同じです。
ホットコートするとピカピカになってキレイに見えますね。
(俺の板はあんまりキレイに見えませんか、そうですか)
3.リーシュプラグをつける。
プラグの取り付け方はフィンボックスの時と同様です。
まずは、テンプレートとなるジグを作成し、
それをデッキ側にセットし、ボトム側には加工していない板をセットする。
で、そのジグと板をボードを挟み込むように固定してボードに穴をあけます。
ちなみに。
気持ちの問題ほどなのですが、最初に穴を開ける所を養生しておくとキレイに穴をあけれます。
穴をあけ、樹脂で固定して、グラインダやサンダで仕上げると。
完成です。
要領は一緒なんで簡単ですね。
ちなみに、クラシックの板に良く見られるプラグを使わない方法もありますが…。
それはまた今度作ってみましょう。
4.サンディングをする。
私の板はラミネートが失敗と思われても仕方ないような出来だったので、サンディングは大変でした…。
サンディングペーパの荒いものからデコボコをならしていき、徐々に目が細かいもので仕上げていくと言う手順です。
私は
40→60→120→240→600(水砥ぎ)→2000(水砥ぎ)
と、番号を上げて(番号が大きいほど目が細かい)仕上げました。
ちなみに私のサンダが安物なのでかなり時間がかかり…、腱鞘炎になるかと思いました(笑)
やっぱ良いサンダ欲しいなぁ…。
この手順を持って完成です!お疲れ様でした!!
==================================================================
(おまけ)ポリッシュ
やはりロングボードはピカピカのほうがカッコイイですよね?
サンディングだけだとサラサラした仕上がりになり、ピカピカとはなりません。
私はピカピカにするためにポリッシングを色々と調べてみたのですが…。
あんまり文献がないんですよね、これが。。。
そんな訳で未だ試行錯誤中です。
なんかコツが掴めたらまたアップしますね!
==================================================================
いやぁ、疲れました。この記事書くの。
大晦日から書き始めてもう4日ですか。
うーん、かかり過ぎ(笑)
ご意見・ご感想・駄目だし・悪口はコメント欄にて受け付けておりますので、是非是非どうぞ~!
昨年一年の振り返りをすると…自分自身の大きなイベントとして、家が完成し自分のガレージで初めてシェイプしたと言うことがあげられます。(他にも転職していっぱいいっぱいだった仕事に慣れてきたとか色々ありますが)
その板のシェイピング記事は(既に完成して4ヶ月が経ち、数十回の波乗りをこなしているのですが)まだ未完成でした。まとまった休み中なので一気に記事を書きたいと思います。
と、いうことで長文になってしまうと思いますが、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
第一弾:「で、本日のサーフボード作り(内容)」
第二弾:「デッキラミネート 」
第三弾:「デッキラミネート(のつづき) 」
第四弾:「平日のシェイピング 」
第五弾:「既に半月たちますが 」
第六弾:「急げ急げ 」
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完成版:「完成っ!! 」
※注意事項は第五弾に記載していますのでご確認下さい。
※記載事項へのつっこみなどはコメント欄にて大歓迎です。
第六弾では、ロングボードのフィンボックス挿入用の穴をトリマにて作成した所まででした。以下の記事はその続きになります。
1.フィンボックスを固定する。
フィンボックスの埋め込み方法もいろいろと方法があるようです。私が見聞きした方法は以下のようなものでした。
・フィンボックスをガラスクロスで包み、樹脂で固定する。
・樹脂のみで固定する。
・タルクを使用してポリパテにし、それを使って固定する。
どの方法で固定するにしても、樹脂を無駄に使わないように(微妙だけど重くなっちゃうからね)養生する必要があります。

私は上記のように挿入用の穴ほぼぴったりに養生しましたが…今になって思うとちょっと大きめに養生して「プラモデルのバリ」のようなものを残し(ちょっと分かり辛いかな?)、フィンをすった時にフィンボックス自体が陥没しないようにした方が良かったと思っています。(今のところ特に問題は起きてませんが)
ちなみに先ほどの固定方法ですが、今回は以下のように

フィンボックスほぼぴったりで作成したので、 1番目のクロスも使う方法だと上手く行かないかなと思い、2番目の「樹脂のみで固定する」方法にしました。
ただし、そのまんまだと芸がないので樹脂自体をワンポイント的に白の顔料で染色して


フィンボックスを固定しました。

そして樹脂が固まったら、最終的にフィンボックスの樹脂が入り込まないように高くなっている部分(|_|の最上段の部分)と樹脂をグラインダとサンダで削って終了です。

ちなみに。
賢明なビルダーの方は「おや?」と思われているかもなのですが、一般的な行程だとダミーのフィンを装着してちゃんと垂直に固定出来ているかを確認し、テープで固定して樹脂が固まるまで待ちます。
今回、私は…。
すっかり忘れていました。_| ̄|○
気を取り直してフィンを着けてみると
2.ホットコートラミネートをする。
ホットコートとは、樹脂の表面に硬い層を作ることでからっとした仕上げにし、サンディングを可能とすることです。ホットコートレジンはラミネート用レジンにパラフィンを混入してできますが、混入された状態でそのまま売られているものもあります。
最初にデッキ側のホットコートをするのですが、樹脂がたらたらボトム側にたれないようにレールの下っかわにマスキングテープで養生をします。(写真がなくてごめんなさい)
次に樹脂の用意。

ラミネート用レジンにパラフィンを加えます。私が購入したパラフィンはラミネート用レジンの1~3%混合のものでした。レジンはラミネートの時と同様にあまり慣れていないので500mlとちょっと多めに用意しました。
パラフィンは500mlの3%で15ml。
そのまま樹脂に混ぜ合わせます。
で、硬化剤は1%使用。5mlですね。
この樹脂をハケを使って塗っていきます。
ちなみに、私が使用したハケは毛がめちゃめちゃ抜けやすく…。
塗る→毛が抜ける→毛を除去する→除去したところがデコボコになる。
もう一度塗りなおす→毛が抜ける→毛を除去する→除去したところがデコボコになる。
もう一度塗りなおす→毛が抜ける→毛を除去する→除去したところがデコボコになる。
の繰り返しで大変でした。
なんとか無限ループを抜け、終了するとこんな感じ。

デッキが終了したら、ボトム側のホットコートをします。ボトム側のホットコートはフィンボックスをマスキングテープで養生すること以外はデッキ側のホットコートと同じです。
ホットコートするとピカピカになってキレイに見えますね。
(俺の板はあんまりキレイに見えませんか、そうですか)
3.リーシュプラグをつける。
プラグの取り付け方はフィンボックスの時と同様です。
まずは、テンプレートとなるジグを作成し、

それをデッキ側にセットし、ボトム側には加工していない板をセットする。
で、そのジグと板をボードを挟み込むように固定してボードに穴をあけます。

ちなみに。
気持ちの問題ほどなのですが、最初に穴を開ける所を養生しておくとキレイに穴をあけれます。
穴をあけ、樹脂で固定して、グラインダやサンダで仕上げると。
完成です。
要領は一緒なんで簡単ですね。
ちなみに、クラシックの板に良く見られるプラグを使わない方法もありますが…。
それはまた今度作ってみましょう。
4.サンディングをする。
私の板はラミネートが失敗と思われても仕方ないような出来だったので、サンディングは大変でした…。
サンディングペーパの荒いものからデコボコをならしていき、徐々に目が細かいもので仕上げていくと言う手順です。
私は
40→60→120→240→600(水砥ぎ)→2000(水砥ぎ)
と、番号を上げて(番号が大きいほど目が細かい)仕上げました。
ちなみに私のサンダが安物なのでかなり時間がかかり…、腱鞘炎になるかと思いました(笑)
やっぱ良いサンダ欲しいなぁ…。
この手順を持って完成です!お疲れ様でした!!
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(おまけ)ポリッシュ
やはりロングボードはピカピカのほうがカッコイイですよね?
サンディングだけだとサラサラした仕上がりになり、ピカピカとはなりません。
私はピカピカにするためにポリッシングを色々と調べてみたのですが…。
あんまり文献がないんですよね、これが。。。
そんな訳で未だ試行錯誤中です。
なんかコツが掴めたらまたアップしますね!
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いやぁ、疲れました。この記事書くの。
大晦日から書き始めてもう4日ですか。
うーん、かかり過ぎ(笑)
ご意見・ご感想・駄目だし・悪口はコメント欄にて受け付けておりますので、是非是非どうぞ~!