社員をサーフィンに行かせよう | 週末ガレージシェイパーのアルビレックス新潟観戦記

社員をサーフィンに行かせよう



let my people go surfing
社員をサーフィンに行かせよう
YVON CHOUINARD
著・イヴォン・シュイナード


この本は一番最初、近くのパタゴニア代理店 で見つけたものだ。
(以前、このブログで紹介したおとうさん がやっているお店です)

えーと、まず題名を見て頂けるとわかると思うのですが…。
題名だけで「読んでみたい」と思ってしまった本です(笑)

内容はサーファーでありクライマーであり…まぁ、アウトドアスペシャリストと言っても過言ではないイヴォンがパタゴニアを創業する以前から現在の発展に至るまでの過程を自らの視点で書いたものです。

この著を読んで、登山用備品の作成から業を成したイヴォンの職人気質がしみじみと伝わってきて、その上でペットボトル再利用フリースの作成やオーガニックコットンを材料として選択することなど、地球環境だけじゃなくお客さんの健康までも配慮が行き届いていて関心しました。

パタゴニアの製品理念やイヴォンから見た日本(や、日本人)など、色々面白い所があるのですが、私が一番興味深かったのは息子さん(フレッチャー・シュイナード)に関する記述が書いてあったところでした。

イヴォンはまだ10代の息子に「手でものを作る技術を身につけるられるなら将来どの仕事を選ぼうとかまわない」と言ったそうです。

息子さんは大人になりサーフボードシェーパーになります。

良いサーフボードを作るために、何千というボードを削ると言うことの他に

1.仕上がりの美しさを構成するあらゆる要素を洗い出す。
2.ボードの耐久性を左右する項目を洗い出す。
3.性能についての項目と定義づけるのが難しい項目(「反応性」や「しなり」など)も含めて洗い出す。

と、品質の定義をし、材料や素材について徹底的に調べた上で、それぞれの項目に着眼することで性能を上げていったそうです。



うーむ…。
正直、ガレージシェイパー見習いの私には、まだまだ見当がつかないことだらけです。。。
私がこのいきに達するまでの道のりはかなり険しく、先は遠い!

…でも、超える山が高いほど登りがいがあるさっ!

と、かなりやる気をかき立てられましたとさ。

2007/11/22 修正
記述が書いてあった…池のほとりリバーサイドみたいだったので訂正。