撮影日記:「陽気な音楽」 | 小栗監督とゆかいな仲間たちオフィシャルブログ「シュアリー・サムデイ」Powered by Ameba

撮影日記:「陽気な音楽」


8月4日(火) 撮影22日目②  

川崎でのこの日最後のカットは、タクミ、キョウヘイ、カズオ、シュウトの4人が、噴水の水に打たれる場面でした。

屈辱にまみれたタクミたち。そんな彼らに地面から吹き出した水あせが降り掛かる、というシーン。

地面のどこから水が出るのか確認を行い、細心の注意を払って準備が進められます。

そして、本番。

地面から勢い良く水が吹き出すと同時に、陽気な音楽が流れ始めます。
「あれ?」
と言って、小栗監督が助監督の松永さんを見ました。

この噴水は通常、音楽に併せて水が吹き出す仕組みで、撮影時は特別に音楽を切っていただくことになっていたのですが、手違いにより音楽が流れてしまったのです。

しかし、この陽気な音楽音譜がキャストの感情を刺激したのか、この時とても良い表情が撮れたのだそうです。

アクシデントから生まれたその偶然に、監督は“映画の神様”カチンコという存在を感じたと言っていました。


*どんなシーンになっているかはぜひ映画で!
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赤坂匡介 (撮影現場ライター)