完成披露舞台挨拶が行われました | 小栗監督とゆかいな仲間たちオフィシャルブログ「シュアリー・サムデイ」Powered by Ameba

完成披露舞台挨拶が行われました

 
6月24日(木)、東京・新宿ピカデリーにて『シュアリー・サムデイ』完成披露舞台挨拶が行われました。

★ 登壇者: 小出恵介、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛、小西真奈美、小栗旬監督
  
映画の興奮が冷めやらぬうちに、小栗監督をはじめキャストの皆さんが劇場に登場すると大歓声が!! わざと話を中途半端に終わらせてみたり、じゃれあってみたり、映画の役柄そのもののキャスト陣のやりとりをお客様は温かく見守ってくださり、終始和やかな舞台挨拶になりました。


<登壇者コメント>

小栗旬監督 : (自分が監督した映画が公開されることを)初めて実感しちゃった。よかったですね~、ほんとに。(ムロさんに「ヤバいんじゃないの?」と突っ込まれると)そんなことないよ~。(と言いつつ泣きそう…)

撮影中は、皆が楽しそうなのを端から見ていました。普段は僕もあっち側なのにな…と思うと、悲しかった。皆のお芝居を見ているときは楽しかったんですが、それ以外は全部辛かったです。

撮影中はとにかく皆を走らせました。(ロケ地の)川崎チネチッタでは、夜中じゅう、皆が走っているのを撮り続けたんですけど、半分以上使わなかったです(会場笑)。それを皆に謝りたいです。

自分にとって長年の夢が、このメンバーで、そして素敵なスタッフで実現して、しかも自分が見たい映画になりました。無理にとは言いませんが、極力、いややっぱり無理にでも周りに宣伝してください(笑)。


小出恵介 : 今回の舞台挨拶は上映終了後なのでお客さんの反応が気になります。

撮影で1番辛かったのは後半、噴水から戻ってきたバーのシーンです。(勝地くん演じる)京平が暴れまわるんですが、撮影も後半で一番しんどいとき。負のパワーもたまっていたんで、一気にみんなはじけてしまったんです。

あとスケジュールがとてもタイトでしたね。朝から晩まで撮影だし、暑いし。着てる服も厚いし、しかもずっと走ってるし…。ほんとに汗びっしょりで、ズボンが脱げないんですよ…。ズルズルしちゃってスッといかないの。めくる感じ(笑)。

まあ…そいう状況が、追い込まれていく主人公に重なって、大変だったことが逆によかったと思います。


勝地涼 : 見ていただいた後なので、不安と緊張でワクワクしています。後ろ向きになったとき、この映画に関わったことを思い出すと前向きになります。

好きなシーンはいっぱいありますが、冒頭の学校に立てこもり、「作戦X」と言って逃げ出し、タイトルロゴが出るまでのシーンが大好きなんですよね。疾走感があって、ワクワクして…どうなるんだろうって思いますよね。

精神的には、噴水のシーンが辛かったです。気分が落ち込んでいたんですが、カメラに映らないのに小出君が「側にいようか」って言ってくれて、なんてカッコいいんだ…と思いました。皆も近くに来てくれて、絆を感じましたね。


鈴木亮平 : この映画は僕らにとって特別なんです。同世代の監督とキャスト、自分達で作り上げたという特別な気持ちがあります。もちろん作ったのは監督なんですけど、大事に育ててきた大切な娘を嫁に出すような、変な緊張感があります。

僕はやっぱりライブのシーンが好きですね。撮影の1か月前から5人で練習して、インの時からそこに向けて気分を上げていきましたから。

撮影中辛かったことはガリガリ君が口にくっついたことです。痛いんですよ、あれ。綾野君が最初にやったのを見て「バカだな~、舌で溶かすんだよ」って、舌にもっていったらピタッとくっついてしまって。それを見た勝地君までおんなじことしてました(笑)。


ムロツヨシ : 僕、分かりますか?映画ではストレートだったんですけど、今日はパーマをかけてます。今は口コミがすごいですからね。ツイッターとか。みなさんどんどん広めて下さいね。

僕は空港のシーンが最初の撮影だったんですよ。小西さんとはあれっきりで(笑)。今日の衣装もピンクで、ほんとうにおキレイですね(会場笑)。

監督から最初に言われたことは「もっと芝居を若くして」ということでした…。僕は1人のシーンが多いんですけど、撮影中に監督が近寄ってきて、演出の指示があるのかと思ったら「4人のシーンがすごくいいんだよ」っていう話ばかりされました(笑)。いや、でも本当に4人のシーンがいいから見て下さい。(その後小栗監督は必死に「ムロさんも素晴らしかったです。京平とドア越しに話すシーンなんて、何度見てもグッときます」とフォローをしていました)


綾野剛 : やっとスタートラインに立った気持ちです。僕自身最高だと思っている自分の高校3年の夏を超えるような映画になりました。何といっても、“こくめんてき”大女優の大竹しのぶさんと、“こくめんてき”美少女の上戸彩さんを5秒で落としたことがいい思い出です。

(「“こくめんてき”ってなんだよ~」という横からのつっこみ)

あれ、俺なんて言った?こくめんてき、ヤバいな…俺(笑)。国民的です!ともかく、すごい経験なので僕の履歴に書いておきたいです。

でも暑かったのがとてもつらかったですね。僕はもともと顔がうすいので、日差しでさらに目を閉じた感じになってしまいました(笑)。

僕もライブのシーンはとても楽しかったです。でも、これで終わってしまう、劇中でライブするのは最後だと思うとさびしい気持ちもあって…。最終的には最後だからこそ楽しもうと思いました。あの瞬間は役というものを超えた気がします。


小西真奈美 : 主人公の巧に10年思われ続ける役なので、最初の出会いのシーンをどう演じるか迷い、監督に相談したりしました。出来上がったそのシーンを見たら、とても切なくて印象的なシーンになっていました。

普段、共演者の方に声をかけるタイプではないのですが、今回は私以外みんな男性、しかも年下ということで、皆さんに構えられてしまうと、せっかくの空気感を壊してしまうと思い頑張りました。

顔合わせの時から自分から話しかけるようにしたおかげで仲間になれた気がします。撮影の合間に皆で夏に関係ある歌“夏歌”を1人ずつ歌っていくというゲームが流行ったんですよ!!(出番の少なかったムロさんと、忙しかった小栗監督がこのゲームを知らず「僕は知らなかった」「あ、僕も…」という悲しい会話も横から聞こえました)

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