ウチの女子高って、学食がないと言う、珍しい方の公立高校だったので、昼休みは購買部前の廊下で菓子パンや簡易なお弁当の販売があった。



定番の通り、常にごった返して、目的のパンを買うのはなかなか難しかった。


運動部の連中はこれまた大変で、自分の番の直前でも先輩を見つけると挨拶しなければならなかった。

廊下中に響く声で「こんにちは!」や「お疲れ様です!」の言葉が常に飛び交い、時折先輩に順番を奪われて、パンを買えない後輩ちゃんもいた様子。

この時ばかりは、運動部所属でなくて本当に良かったなあって、心から思った。



私は月〜金はお弁当で、土曜日だけ購買部で、焼きそばパンか銀チョコを買って、教室で食べてから県立図書館へ毎週通っていた。

土曜日だけ買っていたものは、パンの他に70円で買える自販機のパックジュース。

オレンジが好きで良く買っていた。


お小遣いのそんなにない時代の高校生だったので、自転車のパンク修理代込みの金額しかもらえてなくて、その中から週に1回の楽しみの菓子パンの代金を何とか捻り出していた。



ついでに言うと、禁止ではないけど外食しにくい校則があったし、週末は教師がパトロールしてたし、外食できる場所もそんなになかった時代なので、クラスメートで仲の良い子と、ほんの1、2回どこかの喫茶店でパフェを食べたくらいしか覚えてない。

もうちょい学生時代に、今で言うスイーツのはしごをしたかったなあ〜。