お疲れ様です。3回生の牧口です。
2週間ほど前、人生最後の加古川レガッタが終わりました。
人生最後の加古川は新人男子舵手付きフォア(グリーンベレー)に上回生枠で出場させていただきました。
個人的には精一杯やれたと思うのでベレーの軌跡とちょい前のインカレぐらいまで少し遡ってブログを書きたいと思います。
まずはインカレについて話させていただこうかなと思います。
インカレに対抗の付きフォアで出場させて頂きましたが結果は準々決勝敗退。かなり悔しい結果で今でも瞼の裏に負けた瞬間の情景が思い浮かびます🥺
せっかく乗れた対抗なのに全然勝てない。去年より結果は全然良くない。一応それなりに頑張ったつもりでしたがまだまだ上はいるんだなと考えさせられました。
準々決勝での1000mを通過してからの大阪公立大学の伸び、あれは半端なかったと今でも思います。作戦云々より実力でしっかりぼろ負けしたなと感じました。
大阪公立大学や他の強豪校との滋賀大学の差ってなんなんだろうか。個人的に考えた結果としてあったのは普段の練習の緊張感なのかなと考えました。
自分が1年生や2年生の頃は乗艇中に雰囲気が悪くなるのが怖くて練習の質より雰囲気に固執してしまっていたのかなと思います。また、同回や先輩が言ったことに対して心の中では違うと思いつつもぶつかるのが怖くて意見を言わなかった時もありました。
ですが今思えば艇速が速いならまだしも、艇速も出ずバランスも悪い練習でニコニコして雰囲気のいいクルー、一切クルー内で意見が衝突したりぶつかり合わないクルーが大会でいい順位にいけるかという私はいけないと考えました。
艇速が出ず雰囲気が悪いからこそもっと良くしようと一生懸命になったり、意見がクルー内でぶつかるからこそ新たなブレイクスルーがうまれると今は考えています。
そんなこんなでインカレを経て緊張感を持ちたいなって考える今日この頃って感じですね...。
そんなこんなでインカレが終わり次はグリーンベレーという1999年製造の艇に1年生3人とcoxが初めての同回のたかと一緒に乗り練習をする日々が始まりました。
ですがここからが苦難の始まりでした...。
かなりグリーンベレーに問題がありまして、ラダーが効かない(直しました。)、2回目の乗艇で経年劣化によりフィンが取れる(新しいのを付けました。)といった様々な艇の問題や、1年生が多く入部してくれたことにより備品が不足し自分たちの艇だけオールのカラーが足りず最初の2週間ほどはエイトのオールを借りて乗艇したり、マイクがなかったため、ずっとバウや2番に中継をしてもらったり、たかのゼミ活動により離脱など最初の方は全然艇に乗れない日々が続きました。ですがこのピンチをチャンスに変えるべく結成当初の2週間はエルゴやラン、サーキットトレーニングなどの陸トレや筋肉トレーニング指導をメインに行い、フィジカル強化に力を入れました。
その結果グリーンベレーが新人艇の中で1番フィジカルが強くなったクルーに成長出来たと思ってます。
そんなこんなでフィジ強になった私たちはやっと自分たちのオールで漕げるようになったり、たかがゼミから帰ってきていよいよ乗艇ラッシュに突入し、ここからライバルのヒコハチに追いつこうと日々毎日練習をしていたのですが2週間ほど経って、謎の感染症が部内で流行り、ベレーの1年生達がダウンしてしまうという危機的状況に陥りました。
なので仕方のないことですが、なかなか乗艇が出来ず乗れたとしても他のクルーの欠員補充などでベレー完全体として乗ることはほとんどありませんでした。
そしていつの間にかUT期間から高レート期間に移りましたが全然高レートを行うことが出来ず、初めての2000TTが行われました。
結果は8分30秒ぐらいで惨敗、波の影響があったにせよ、このまま大会に臨めば確実に敗者復活落ちは目に見えてました。そんな私は、大会が近づく毎に焦り散らかしていました。ですが焦ってもしょうがない、大会は待ってくれません。私達はできる限りの事をするしかない、そう思いました。
ですが、2000TTが終わってから次の乗艇までに1週間ほど開きが出たりとなかなか上手く行きませんでした。
多分琵琶湖でのTPは1回も出来なかったと思います。
色々ありましたが、いよいよ大会が近づき彦根練を終え、トラックに艇を運び加古川へと移動しました。
加古川での練習は何かブレイクスルー的なのが起こってめちゃくちゃ艇速が伸びるんじゃないかという希望もありましたが、一切なく、練習メニューで1500mを行いましたがめちゃくちゃ遅かったのを今でも覚えています。
明らかに高レート、特にTPの練習ができなかったのが原因だなと思いました。
そしていよいよ試合本番、やるしかないと思いクルーリーとしてクルーを鼓舞し予選が始まりました。
結果は3艇中2着、タイムも7:35で自分達の中では自己ベスト、敗者復活上がりも見えるタイムを出すことが出来ました。
正直、他艇と競えるんだなと自信がつきホッとしたのを覚えています。
ですがまだまだ課題は山積み、明らかに1000m以降がめちゃくちゃ遅い、乗艇をあまりできなかったことで腹切連発、敗者復活も4艇中1着上がりとかなり厳しい戦い。
なので敗者復活では1000m以降はもう考えず1000mでぶっちぎりの1位で通過しその貯金を切り崩しながら1着でゴールしようという作戦で行きました。
結果はなんとか1秒差で1着でゴールし準決勝進出。
ボートを初めて2年と半年ほど経って初めての1位。
1位が見る景色はこんなにも気持ちいいものなのかと思いました。
そのあとの事は少し長くなるのでまた今度で...
最後に何故あまり乗艇できていなかったグリーンベレーが準決勝、そして決勝に駒を進めることができたのか自分なりに考えた要因ベスト3を発表します。
まず第3位
それは...
結成当初の乗れなかった時期のフィジカル強化です。
やっぱり力こそパワーだと実感しました。
やっぱパワーあってこそのボートなのだと感じます。
そして第2位
それは...
練習の緊張感です。
私はインカレを経て乗艇中は緊張感を持って1年生と接しようと考えました。仲良しこよしでは勝てないよと私は背中で語りました。これが効いたんだと思います、うん。
時には叱責し、時には鼓舞する事が重要なんやなぁ。
そして栄えある第1位
それは...
私の圧倒的な指導力ですかね、はい。
これに尽きます。乗艇中のクリティカルな指導はもちろんのこと、乗艇の前と後で1年生から湧き出る無限の質問(ほぼりゅうしん)を捌くことでボートに対する疑問を消しました。
あと、クルー全員で自分たちの漕ぎの動画と他のクルーの動画を見比べ改善点を全員で共有しました。
ってことでおでの指導力は凄いってことが証明されたかな、うん。ではおやすみ。