お疲れ様です。明日から冬季練が始まりますね。

去年とは一変、暖かい艇庫があるのでいくら水をかけられても気が滅入ることなく乗艇できます。

水がかかるのは仕方ないです。ただみなさんが頑張ってることは承知で言わせてもらいますと、かけるならそれなりのタイムか気概を見せてください。 


 少し前の話になりますが、関選終わりから私は77期の1回生練に途中参加させていただきました。 人に何かを教える側に立つには未熟すぎたし、きっと間違えたことも沢山あったのではと思います。でも個人的にこの1回生練では原点回帰できたというか、学ぶことが多かったと感じます。

1回生練を通して、ボートを理解できたわけではありません。学んだのは答えではなく考え方に近いです。 でもやっと苦手意識が薄れた気がしました。

いい環境の変化だったと思います。

また苦手意識というのは自分のキャパに制限をかけるのだなと実感しました。

誤解のない様に言っておきますが、私に大したキャパはありませんので限界が来るのも早かったです。

傍からみたら何も変わってなかったのかもしれませんが、全日新は自分の中ではかなり意識を改めて臨んだつもりでした。

でもCOXが私じゃなかったらもっといいところまでいけたのかなと思います。

誰のせいとか、せいじゃないとか、そういうことではないことはわかっています。違う判断をしていたとして結果が変わったかは分かりません。

ただ私には、レース中に違う判断を生めるほどの選択肢がないとも思います。1なら1、2なら2、はできても、1つの起点から派生した物事に対して因果関係に気付くのが苦手な感じがします。COXをしてるときだけではなく、普段のコミュニケーションにおいても実感することです。

疑問や違和感を感じたことに対しては自分なりの答えや対処法を見つけるようにしていますが、最近思ったのはそもそもの受容体が甘いのではないかということです。甘いのはもちろんのこと、一度感じた違和感を引きずってそれしか考えなくなるのも悪い癖だと思います。受容体が甘々なので実感することは少ないですが、最近私の中で意識しているのは3回目の経験です。1回目はなんとなく感じて、2回目で1回目の存在を認識して、3回目で対処するイメージです。 私の頭では1度で処理しきれないのでステップを分けることで頭がすごくすっきりします。

全日新について書いたので秋季についても書きます。 秋季は新人女子のクォドで出ました。

全日新で学んだ感覚を繋げようと決意したものの、男子のスイープの艇しか乗ったことなかったので今までやってきたことがどこまで適応されるのかが未知数でした。正直、全日新に出ずにしっかりセリーネでCOXをしたかった気持ちもあります。でももし出ていなかったらまた同じようにぐだぐだして終わっていた気がして、今はこれで良かったと思います。

また秋季を通して、COXとして艇に乗る意識にもまだまだ改善の余地があると実感しました。

仲良しごっこになってしまったら本末転倒ですが、自分の理想を形にできるように冬季練を頑張りたいです。理想と憧れ、目的と目標を混同しないように、見失わないように。

加えて、漕がない私が言うのは烏滸がましいとは思いますが1秒の差が埋まらないのはフィジカル的な差はもちろんのこと、クルーやチームの意識の問題もあるんじゃないかと思ったり思わなかったりします。

そういう細かい部分にこだわることは普段からできて、体力の差を埋めるより簡単だと思います。

自分ができている自信はありませんが。


話は変わりますが、今年の8月にデビューした韓国のアイドルグループがいます。

メンバーは2005年から2009年生まれで構成されていて、楽曲や振り付け、演出も自分たちでやるような自主制作アイドルです。

すごいのはもちろんなのですが、コンテンツを見てて思うのは、彼らを取り巻く大人達の彼らに対する接し方です。

個性を潰さずに誘導して広げる感じ?

まとまらないものを一つにできる様に考え方をサポートする感じ?

こう書くとなんだか簡単な気がしますが、私にはできないなと思いました。 妹や弟と接してても感じますが、できるように教える労力より自分でやる労力の方が軽いですよね。

甘やかしと優しさは違うと言いますがこういう場合はどちらでもない気がします。

ただただ自分の怠惰を、相手を良いように言いくるめて正当化している感じ。

自分にも他人にもしっかり向き合っていくのを心がけます。