お疲れ様です。エイトから降りてボートの漕ぎ方がよく分からない2回生の北村です。
最近寝る前とかによく頭の中で思い浮かべることをここに書き記します。
私はこれまでの人生において、自分の考えが唯一絶対の答えで、それを信じてやまずに行動してきました。誰かにそう教えられた訳でもなく、何となく自分の考えや発言を実行すると上手くいき、その経験が積み重なって今の自分が形成されていると感じています。いました。
大学に進学し、新しい仲間と出会い、話し合い、同じ時間を共有するなかで、この認識が少しずつ変わってきているのを実感しています。
私たちは皆、異なる環境で育ち、異なる経験を積み重ね、それによって独自の考え方や価値観を形成していきます。世界を見るために異なる色のフィルターを持っているようなものです。私にとって白に見えるものでも、別の人にとってはグレーに見えるかもしれない。
このフィルターの違いは集団生活において、摩擦を生むこともあるかもしれません。自分の中での常識が他人に非常識に映る時、戸惑い、時には拒絶したくなるかもしれません。しかしながら、異なるフィルターを通して世界を見ることは、自分の知見を広げ、自分一人では決して気づくことの無い考え方にたどり着くことが出来ると考えます。というか、最近になって考えられるようになってきました。
異なる考え方を持つ人とのかかわり合いにおいて最も大切なのは、理解をしようとする姿勢と相手への敬意を払うことであると考えます。
そしてその理解への1歩としてまずは相手の話に耳を傾け、その背景にあるものを想像できる人になりたいです。
また、自分の考えが唯一絶対の答えではないと認識することも無論大切です。先日のでかもりのブログにもありましたが、年齢を重ねるにつれて、答えがひとつでは無い問題に直面することが増えてきたように感じます。自分の中の答えを横に置き、相手の答えもまた、相手の文脈においては成立しうるという相対的な視点を持つことが重要です。
長くなりましたが、異なる考え方との関わり合いは、自分自身の人間力を高める効果的なトレーニングだ。人間関係においての違いは敵ではなく、可能性であると。これが最近の私の中での結論です。
そのための対話。
衝突を恐れず、しかし感情的にはならず、論理と共感のバランスをとりながら、これから人と関わっていきたいです。