お久しぶりです。おとわです。
 関西選手権が近づいてきましたね。1年前、この大会で初めてA決勝に出れたのと同じくらい大きなこととして、自転車のカゴが取れてしまったことが思い出されます。本日はそんな自転車と僕の思い出について話そうと思います。
 僕があの自転車に出会ったのは中学一年生の時。車輪の小さな折りたたみ自転車を普段使いしていた僕を見かねて、母が自転車屋に連れて行ってくれました。店に並ぶママチャリの中では最安値。少し残念な気持ちになりました。そこからパンクにパンクを重ねた僕の自転車ももうすぐ10年目。数えきれないほどの思い出が僕の自転車には乗っています。
 近くの山を全速力で駆け降りたこと。
 寒い寒い雪の日も暑い暑い夏の日も一緒に登下校してきたこと。
 カマキリの形をしているハンドルを上下逆さまにして、ロードバイクのようにしてしばらく漕いでいたこと。
 夜の自転車が急に暗くなり、ライトの調子が悪くなったと思っていたら単に真上を向いていたこと。
 2個上の先輩に荷台をけつ上げの勢いそのまま引きちぎられたこと。
 チェーンの調子が悪くて、叔父と油をとんでもない量差したら、ブレーキまでヌルヌルになって、効かないまま木に激突したこと。
 朝自転車が無く、盗難されたと思っていたら、夕方駐輪場にあり、ただ誰かが1日借りていただけだったこと。
 ここに書ききれないほどの思い出があり、挙げ出したらキリがないです。カマキリだのカゴが無いだの散々いじられてきた僕の自転車ですが、あの自転車は僕の愛車であり、相棒であり、青春です。これからも僕といろいろな景色を見に行きましょう。
 少々熱くなってしまいました。失礼します。