HoS 前日の金曜日にOtago大W4+のストローク、初日に滋賀大阪大W4+の3番、2日目にDENSO,TOYOTA RC,同志大,滋賀大学W8+の6番に乗る機会をいただきました。
OtagoW4+
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翌日のレースコースの下見も兼ね、川の方を一往復だけ(6,7km)して、時間としても1時間弱の短い乗艇でしたが、ぎゅっと凝縮されていたように感じました。
蹴り出して、ペアずつキャッチドリルとフィニッシュドリルをした後は片道をSR18-20で漕いでリギングや漕ぎの確認をしたのですが、力6,7割くらいで私たちの「ノーワーク」や「ワーク」の中間くらいでした。
リラックス度合いで言うとかなり脱力しているのですが、しっかり水中での圧を感じます。一度ブレードが水中に入ると、ぐっと固定されて、ふっと押し切る時にすっと艇速伸びていきました。
イメージは、ところてんを押し出す時に一番最初は少し強めに押して、前面が切れ始めるとあとはほぼ推し棒に手を添えているだけでスルスル進んでいって、最後はなんの力を加えなくてもスルンと出ていく感じです。
どこか一ヶ所ガンッと衝撃を与えて進めると言うより、グ〜っと押しつぶして押しつぶして力をかけ続けて、力が蓄積されて最後押し切る時にその力が艇を進めていました。
クルーはみんな高校からスイープを漕いでいたとのことなので、上手なのは経験の差、漕歴の差と言ってしまえばそうなのですが、5,6 年漕いできた人たちの持つ艇を進める意識について知ることは上手になる最短距離な気がします🚣
滋賀大阪大W4+
リギ乗ではラダーが効かず直していただいてレース20分前に蹴り出し、その後は比較的スムーズに漕ぎ始められて、レース始めは少し低めのSR28で立ち上げました。
往路は順でかなりリズム良く安定して漕げました。折り返し地点でOtagoクルーがちょうど返し終わったくらいで意外と追いかけられているのでは?となりみんなで意気揚々と復路を漕ぎ始めたのですが、逆が想像より重くなかなかタイムが出ませんでした。
タイムは落ちたもののSRを維持できていたことで大きくリズムが崩れることもなく、唐橋でラストスパート、頑張って2秒くらい上げられました。
後から動画を見るとストペアバウペアで完全に分かれていました。(ストペアが潰れて私は肩をぐるぐる回しながら必死に漕いでました🤦バウペアの安定感はさすが4回生という感じで、上体が一直線に保たれスパートでもしっかり押し切って艇を進める余裕があるように見えました。)
記録はOtagoと13秒差、当日初めて合わせたにしては良いのでは?と思ったのですが、W4+は3クルーしかなかったのであまりわからないです…
デンソーW8+
SR30,31(即席クルーなのでこのくらいですね〜と言われたので、本当は32,3が良かったのかも?)
アップでフィニッシュ、キャッチドリルをした後にUTとSR30で2kmほど漕いだ。
レース始め3,400mくらいは漕ぎを合わせていく感じでキャッチのところで一拍おいてリズムを取るように自然となった。(リズムは取れて漕ぎは合うがロングレースには少し重い)
coxの「軽く〜」の合図でタイミングを揃えるポイントがキャッチ→フィニッシュへ動いて、6kmを漕ぎ切れるリズムになった。
瀬田川のレース特有だなぁと思ったのは、川(コース)が、大きく曲がるポイントがあり、coxから「(曲がる)サイド耐えて」と言われたこと。漕ぎ手の強弱ではなくラダーで曲げるけど大きく曲がるからしてっかり支えてということかな?なるほど、その情報があると踏ん張ってバランスを崩さないこともできるし、崩してもすぐに立て直せそうだなぁ…
直線レースにはない、ロングレースならではのcoxingでした。
もう一つは、折り返し地点でわりとしっかり休憩したこと。規定時間内であればタイムに影響しないので、水分補給もできました。
レース後も2km程度軽く漕いでドリル練も教えてもらいました。アウトハンドローで6→8人(日大や代表練ペアでもたくさんしたんだとか…)ローロックにしっかりカラーを押し付けて、片腕で押し切り抜きあげ&その高さを維持して水面を狙うのは至難の業。腕の力や指先でこちょこちょするんではオールが重くブレードが不安定です。気をつけるポイント、コツとして教えていただいたのは、
「ストレッチャーからの力のつながり」
腕はぶら下がって脚でストレッチャーをしっかり押し込むことで引き込み位置も高くなり力を逃さずうまく繋げるのだとか🤔
その結果ドリル後の漕ぎは押し切へて艇が進む感覚がありました。
今回は3日連続で様々な混成クルーとして漕ぐ機会をいただき、普段はできないことでシンプルに楽しかった!というのはもちろんのこと、艇を効率的に進めることを体感して考えることができるとても良い機会でした。
やっぱりスイープ楽しいです!!