1週間前に椎間板ヘルニアの手術をしました。1回生の稲垣陽大です。
初めての投稿は怪我のことについて書こうと思います。
僕は7月中旬のナックル新人後から左のおしりの辺りに違和感を感じていました。そこですぐに別メニューに切り替えればよかったのですが、負けず嫌いの僕は無理に練習を続けていました。フォームが定着してないのでなかなかタイムも伸びず、日に日に腰を悪くする負の連鎖にハマっていました。
そして迎えた8月、初めての2000tt。これが悪夢の始まりでした。僕は腰に痛みがあるのにも関わらず漕いでしまったのです。その日から坐骨神経痛を感じるようになり、立ち上がるだけで激痛でした。
脳裏に過ぎるcox転向。でも、ローヤーとして部活がしたい。何日もずっと頭の中で考えていました。そこで、先輩方に相談してみました。先輩方からは
「焦らなくていいよ」
「ローヤーやりたいうちは転校しなくていいよ」
というお言葉を頂きました。
ずっと怪我してたけど、部内でトップタイムの先輩からも勇気をもらいました。
僕はローヤー復帰に向け本格的に怪我練に入ることを決意しました。皆と練習出来ない上、1回生練も終わり、やっと乗艇できるというタイミングでの怪我練はかなり精神的にもきついものです。折角体力作りもしてきたのに、、またやり直しです。
怪我練は本当に孤独との戦いです。練習中は鼓舞してくれる仲間も居ないので、自己を律しないといけませんし、クルーに迷惑はかからないけど部活的に朝早く行かないといけません。艇庫に着いたら毎日ストレッチと筋トレという地道なトレーニングの積み重ねです。
復帰のタイミングを聞かれても、痛みが引かない以上僕も分からないのでゴールはありませんでした。勿論モチベーションも下がりました。朝も起きられなくなり、遅刻が増えました。周りは自分を置き去りにどんどん成長していき、一緒に練習もしてないので疎外感を感じるようになりました。
このままではいけないと思っていた僕は覚悟を決めて手術をすることにしました。タダではないので親を説得するのにも時間がかかりましたし、病院もたくさん行きました。でも、復帰の兆しが見えたことが自分の中では凄く大きいものでした。
このペースだと秋季に出られないことを悟った僕はエイトのスタッフをすることにしました。あくまで怪我練優先ですが、ちょいちょいスタッフらしいこともしました。今までやってもらう側だったので、スタッフさんの苦労を身をもって感じることができ、感謝しようと改めて思いました。また、漕いでる姿を客観的に見ることができ、機材も間近で見るようになったので新しい発見も多くなりました。
付きスタらしいことはなかなかできてないし、やれないこともすごく多いけど、僕はチームとして貢献したい気持ちはあります。それはキツかった1回生練を一緒に乗り越えてきた皆のことが好きだから。
寂しいから早く復帰して皆と艇に乗りたいな。あと2ヶ月僕も怪我練頑張るよ。だから、エイトもメダル取ってね。応援してます。
