9月半ばとは思えないほど厳しい残暑が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
大73期で女子主将を務めておりました、4回生の西村菜々花です。
73期を終え74期が始動した現在、引退した4回生は各々北海道やらベトナムやら旅行で羽をのばしているようで誰も引退ブログを更新する様子がないので、遅ればせながらわたしが先陣を切って引退ブログを書こうと思います✐
長くなりそうですがお付き合いください。
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ついに、先日のインカレを最後に引退し
4年間の大学ローイング生活に幕を閉じました。
まずはインカレありがとうございました。
結果は…
女子ペア優勝!!!🏆✨
金メダル!!!🥇
101年という長い歴史を刻む滋賀大漕艇部で創部史上初のインカレ優勝という栄光を掴み取りました。
正直なところ、2週間経った今でも未だにあまり実感がありません。
金メダルと優勝カップを手に、滋賀大ボート部の部歌とともに滋賀大の校旗がてっぺんに昇っていくのをレッドカーペットが敷かれた表彰台の真ん中から蓮ちゃんと見上げることができるなんて。戸田ボートコースというローイングの聖地で、
「優勝おめでとう」と声掛けられるなんて。
私たちが、、インカレ優勝、、、?😱
毎日写真や動画を見返して脳に叩きつけることでやっとこさ現実味が湧いてきた今日この頃です。
この先、滋賀大ボート部の一員となる未来の後輩たちには、過去となってゆくこの結果を良い踏み台にして「滋賀大学」という名を全国に轟かせていってほしい!!
ぜひともよろしくお願いします!!🔥
ここまで私たちの成長を見守り真摯にご指導くださった監督・コーチ陣の方々、現役へ多大なる応援とご支援をくださったOBOGの皆様、そして共に練習を乗り越えてきたボート部のみんな。本当にありがとうございました🌸
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ここからは、
わたしが4年間活動してきて
大事にしてきたことをお話しします。
1つ目は、やるなら「ちゃんとやる」こと。
どういうことかというと、どうせ練習するなら「全ての動きを意味のあるもの」にしようってことです。
ボート部の練習は、乗艇エルゴ陸トレどのメニューでもきついし辛いし途中で辞めたくなることがしょっちゅうです。負荷MAXの高レートインターバルや長時間のメニューは特に。(私はそうでした)
でもそれは当たり前。辛いからといって緩めちゃうとそれは練習でもない何の意味もないただの動きになります。しかも緩めたのになぜかしんどい時間が続く。そしてまたダレてくる。そんなのは何の効果も得られないただの拷問です。
そんなときは何か一つ、意識しましょう。
「タイム」「フォーム」なども良いですが、私としては大きな筋肉を意識するのがオススメです。「背中」「もも裏」「腹筋」「体幹」なんでもいいです。個人的には「もも裏」意識が1番、脚でぐーーーっと長く押せて艇速やエルゴタイムに還元されやすいのでオススメです!(「腕」などの小さな筋肉は疲労溜まりやすくなっちゃうのでNG❌)
練習中またダレてきたなと思ったら次は別のこの筋肉を意識してみよう!そしたら次は!、、、といった感じでやると意味のある動きの連続になるし、「長い辛い」という意識から背けられて気づけばメニューも終わってるし、一石二鳥でとても良きです。
2つ目は、「焦らない」こと。
これは、怪我練することになってしまった子に言いたいです。
漕ぎたい気持ちはすごくよく分かる。みんなエルゴも乗艇もしっかりメニューこなして成長していく中、自分だけ基礎練しか出来なくて置いてかれて、どんどん差が開くんじゃないかって不安になっちゃうのもすごくよく分かる。
でもそこで焦らないで。無理にやろうとすると余計に負担がかかって1番良いパフォーマンスを出せないのはおろか、怪我を長引かせてずっと怪我と戦うことになってしまう可能性が高いです。
自分は過去に腰を痛めて怪我練にいったものの焦って数日で通常練に戻って、エルゴも乗艇も無理矢理腰痛めながらやって、タイムも出ないしついにはまた漕げなくなって怪我練戻って、と繰り返して本当になにやってんだと後悔しました。それはローヤーとして本望じゃないはず。
自分の体の状態を理解して休める時は休める、無理をしないことが復帰の近道だと思うので、ここはグッと堪えて今できることを少しずつやっていってほしいなと思います。
とはいえ、えげつい怪我を抱えながらも高頻度で整体に通い強行突破してエルゴタイム部内トップ&対校シートを勝ち取った青島くんという同回生もいるんですが、、まじでどうやってタイム出してたのか不思議でしゃーないです。
特例なので参考にはしないように、、🫣
3つ目は、「感謝する」こと。
これは主にローヤーに言いたいです。
日頃からスタッフさんに絶大なる感謝の気持ちを伝えましょう。
ボート部はボートを漕ぐのがメインですから、練習・大会関わらず漕手は「俺たちが主役や!!」みたいな感じになりがちです。でもその練習には、チャリで水路を何度も往復して自分たちの動画を撮ってくれたり、練習中漕手はできない第三者の目線でフィードバックやアドバイスをくれたり、遠征中には部員全員のご飯作りから送迎から全クルーのスケジュールを考慮して朝早くから夜遅くまでフル稼働でサポートしてくれるスタッフさんの存在があります。
選手の見えない、知らないところでたくさん動いてくれて、そのおかげで私たち選手が練習や大会に集中できていることを常に頭にいれて日々の部活動に取り組んでください。そして「ありがとう」をたくさん伝えてください!!
全部当たり前なんですけどね。当事者になると意外とできていないことが多いのでより意識したいものです☺️
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わたしは滋賀大学ボート部に入部してたくさんの素敵な人たちに出会うことができました。
私たちに大切なことを教えてくれた先輩方、一緒に切磋琢磨してきたかわいい後輩たち、4年間共にした頼もしい同期、
全員と時間を共有してここで過ごした日々は私にとってかけがえのない大切な宝物です。
琵琶湖を感じたい
美味しいものをたくさん食べたい
という単純な理由で入った滋賀大ボート部。
皆様からの応援や期待に
結果で返しきれたかどうかは分かりませんが、
皆様のおかげでたくさんの素晴らしい機会に恵まれ、入部当初からは考えられないほどにひと回りもふた回りも大きく成長することが出来ました。
多くの人との出会いがあり、一緒に頑張ってくれる人、支えてくれる人、応援してくれる人がいて今の自分があるんだなと実感しています。
長かったようで短かったような、
楽しかったようで苦しかったような、
辛かったようで充実してたような、
そんな4年間でした。
最後のブログ長くなっちゃってごめんなさい。
滋賀大ボート部の一員になれて心から幸せです!!
4年間ありがとうございました🙇♂️
今後とも滋賀大学ボート部をどうぞよろしくお願いいたします。
またどこかで、、
大73期 女子主将
西村菜々花


