失礼します。3回生の櫻井です。
今日は、読者の方々に愚痴を聞いてもらおうと思います。
僕は、40年近く続く某老舗焼肉店でアルバイトをしているのですが、先週まで実施されていた「滋賀割」のせいで、お客さんの量が普段の10倍になりました。
アルバイト2人で、35人のお客さん回してました。
その時に起きたイライラ事件について。
カスタマー①
「白飯まだけーーーー!!!!!じいさん」
少しの辛抱もできない、かつ小さい孫が二人一緒に来ているにも関わらず、店内で猛烈に怒鳴るじいさん。
「現在、混み合っているので少々お時間頂いております。」と説明しても、その後ほんの数分も待てずに、バイトにキレ散らかす。
バイトの学生に大声でキレても、白飯は早く出てはきませんし、他のお客様に迷惑です。おやめください。
加えて、お肉と一緒に食べたいのであれば、白飯を少し待って、お肉を焼いてください。お腹が空いていて腹が立つのはわかりますが、食べ放題のような時間制なわけではないので、店内の混み具合とバイトの手が回っていない状況をみて、少しは穏やかでいてほしいです。「あの~ごはんってまだですかね?」ぐらいに聞いてくれるだけでいいので。
カスタマー②(これは、お客さんが悪いというよりも、じゃんじゃかキャパオーバー なのに、お客さんを案内しちゃう、店主の奥さんが悪い。」
バイトにキレるだけ、キレて、おしぼりだけしっかり使ってなにも食べず帰る家族連れ。
「客を10分待たせるとはどういうことだ!!」とキレる。そして無言で帰る。
これは、こちらに9割非がある。というかカスタマー①も8割、店側が悪い。
総じて、カスタマー①も②も「滋賀割」目当てで来たお客さんで、新規のお客さんでした。なので、40年近くシステムが変わっていない旧態依然の店の効率の悪さに苛立っていたのでしょう。僕含むアルバイト2人も店全体の効率の悪さに苛立っていました。肉・白飯・会計などは店主の奥さん、肉の調理は店主が2人だけで担当しているので、お客さん30人を回すことはほぼ不可能です。追加注文も、お客さんはお構いなしにしてくるので、テンヤワンヤ。
オーダーは紙だから、会計のときにいちいち入力しなきゃいけないし、キャッシュレスも進んでいないから、小銭の計算もいる。
店主の奥さんは、どう考えても回んないのに、お客さんを席につかせちゃうから、お客さんに「御飯食べるぞスイッチが入ってしまって」イライラしだす。
上記のことを踏まえて、以前は従順に店主とその奥さんに従っていたのですが、店主の奥さんにモノ申しました。「まだお客さん案内しないでください!!無理です!!」
かなり、真剣に言ったので僕の思いが店主の奥さんに届いてるといいなと思います。
僕が首相になったら、憲法に次の条文を追加します。
「全国民は飲食店で3年間働く義務がある。」
きっと、店員にアドバイスをする人はいても、キレ散らかす人はいなくなると思います。アルバイトも人であると理解する人がきっと増えるはずです。
最近、飲食店の店員に求めるクオリティ上がり過ぎじゃないですか?
これはおそらく、チェーン店の展開で安くて接客のいいお店が増えたからだと思います。でも、考えてみてください。価格が安いお店は辞める人が多くどこも求人を出しているし、その時給も大抵は最低賃金です。その中で、頑張って働いている留学生、大学生、高校生にもっと敬意を払うべきです。そしたら、お客さんと店員でWinWinな関係築けます。クオリティの高いお店に行くのなら、しっかりお金を払ってそれなりの高いお店に行くべきです。
こうした店側の事情は、お客さんにとってはまったく意味のないことで、むしろ意識するほうがおかしいことです。なので、今回滋賀割でお店に来て、キレて帰ったお客さんたちはこのキャンペーンが終わったら2度と来店することはないと思います。こうして、お客さんはどんどん離れていくんだなあと痛感しました。
なので、今回の11億円使って行われた滋賀割はいい機会でした。滋賀割などのキャンペーンを見込んで、店員を増やすなど投資ができる企業が今後生き残っていき、逆に個人店などのそれが難しい飲食店は、潰れていくと思います。
今回は、滋賀割に僕の労働とモチベが搾取されました。11億円使うんだったら、滋賀大生に配ってくれ~、それもボート部員に~。
飲食店の勉強になる面も腹立つ場面も経験した櫻井でした。