秋季新人が終わり約1週間が経ちました。彦根はまだ少し暑く、冬の訪れを感じたり、感じなかったりします。

初遠征を終え、見事男子舵手付きフォアとして、優勝することが出来ました。高校時代に叶わなかった目標が早くも達成できてしまい、本当にボートを続けてよかったなぁと思っています。

振り返ってみると、クルーの先輩方には感謝しかありません。
慣れないクライやメニューでもたもたしてしまったり、うまくコミュニケーションをとれなかったりして練習がスムーズにいかないこともありました。優柔不断な私のせいで、イライラさせてしまったこともあっただろうし、調子が狂う感じもあったと思います。本当に何回かキレられても仕方ないようなグダグダな日もありました。ほんと申し訳なかったです。
それなのに、先輩方は私に対して怒らず、むしろ練習後にちょっとしたことでも褒めてくれました。乗艇中に寒くないかといった気遣う言葉をかけてくださったり。そんな優しさに何度も助けられ、落ち込む日もなんとかやってこれました。
練習期間は1日1日、練習や艇のことでいっぱいいっぱいで、気づけば加古川に。しかし、遠征が始まり勝ち進んでいくにつれて、緊張もある中、楽しさがどんどん増していき、先輩方と一緒に乗れてよかったなぁと思うようになっていました。その頃にはもうクルーを組み始めた当初の不安や緊張もなく、ただただ楽しかったです。ボートの楽しさを再認識できました。

人生において1番になるようなことは滅多になく、このような貴重な経験を1回生のうちにさせて貰えるなんて、本当にありがたいです。
先輩方とのレベルの高い練習はもちろん、大会での白熱したレース、そして、優勝。
今までにないような経験ばかりさせてもらい、学ぶことがたくさんありました。尊敬する先輩ローヤーさんたちと一緒に練習でき、知識や技術を身につける機会を与えてくださり、ありがとうございます。
この経験をいかし、これからもcoxとして成長していきたいと思います。

最後になりますが、選手たちをサポートしてくれたスタッフさんと4回生の先輩方もありがとうございました。

冬が始まり弱気になる季節ですが、心折れないよう頑張りたいと思います。

それでは、失礼します。