失礼します、3回生の野田です。

 

先日、櫻井のブログにもありますが関西選手権の一般男子舵手つきフォアで優勝することができました。そのあとの2000mエルゴでは、自己ベストの6分49.2秒を出すことができてうれしかったです。僕は身長は170ないし、足も短いので同じような体格の選手たちに希望を与えることができたのではないかと自己満足しています。

 

僕は高校時代からボートをやっていますが、高校時代は一回シングルスカルで3位になりましたが、それ以外の大会では全く勝てませんでした。

 

振り返ってみて、高校時代と大学時代では決定的に違うなと思うところは「考えて漕ぐこと」です。乗艇中に考えて漕ぐことで漕技の向上スピードは全然違います。漕技が向上することで、不安定な水の上で効率よく力を伝えることができ、水上で力を十分に伝えることができると、陸上でエルゴを引く際は今まで以上に力を伝えることができてタイムが速くなります。

 

 

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#ここから僕のエルゴへの考え方を書いていきます。間違っていることもあるかもしれませんが、、

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人それぞれエルゴタイムには壁があると思います。僕は2000mでいうと、「7分20秒、7分10秒、7分4秒、7分、6分55秒、6分50秒」に壁がありました。特に大きく感じたのは「7分と6分55秒」の壁です。

 

その壁を超えるためには日ごろの練習を頑張るのはもちろんなのですが、「ランニング6000よりエルゴ6000、サーキット4セットよりエルゴ6000」というような、エルゴの方がいいよねっていうマインドづくりが大事だと思います。

このマインドがないと壁を越えられないかというとそうではないと思いますが、その壁を超えるのにとても多くの時間がかかってしまうようと個人的に思っています。

 

そのマインドの次に大事なことは、その日の全力を出し切ることです。日によって調子や疲労は違うので、このタイムを切り続けると決めて実行するのは難しいと思います。全力を出すことで体がそれに対応しようとして記録の向上につながるのはもちろん、いつでも全力を出せるという状態を体に染みつかせておくのが大事だと思います。全力を出さない方が楽です。でも、それで周りと差がついてしまいます。

 

僕は自分に負けるより、他人に負ける方が嫌なので全力を出すことを意識しています。日々のちょっとした楽したい気持ち累積して、後々大きな後悔の塊となって押し寄せてくると分かっているからです。

 

あと、思うのはエルゴのフォームです。これはきれいなフォームで漕ぐというわけではありません。力を効率よく伝える、自分に合ったフォームを感覚的につかむことです。

 

人間なので、骨の位置や筋肉の大きさなどみんなバラバラです。自分の体を一番よく知っているのは当人なので、効率よく力を伝えるフォームを見つけるのも当人の仕事です。

力を効率よく伝えることで、体力が上がるわけではないですが結果的に持久力の向上につながります。パワーが上がるわけではないですが、タイムが出やすくなります。生まれ持った体格関係なくこの技術は適用できると思うので、本当にパワーも持久力もどうしようもなく伸び悩んでいるときの最終手段くらいにはなると思います。

 

エルゴは伸びるまでがしんどいです。2000とか、全力であることは変わりないのに7分の人もいれば8分の人もいます。メニューでも1500を5分で漕ぐ人と、5分半で漕ぐ人は同じレスト時間なので、漕ぐ時間:レストの比率が違います。速くなればなるほど楽になります。ただ、速くなるまでの過程がとてもしんどいです。そこをいかに乗り越えるかがカギになってくると思います。

 

毎日の苦しい、もう辞めたいと思う中での一歩が、のちの自分につながる大きな一歩になるので僕自身も頑張ろうと思います。

 

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#以上になります

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最後になりましたが、こうきさん引退前ラスト2000でベスト更新おめでとうございます。「野田の熱いクライよかった」と言ってもらえてうれしかったです。熱いクライができるのは部活に情熱を持っている人だけだと僕は思っているので、そのステージに自分自身が到達できたのだと実感でき、この情熱をもって後輩たちを牽引したいと思いました。

 

以上です、失礼します。