失礼します。三回生の櫻庭です。

合法ニート期間なので、日々怒涛の課題ラッシュをなんとか乗り越えながら、積読を解消しています。

今は「航路」というSF小説を読んでいます。ジョアンナとリチャードが厳重に選ばれた被験者たちに人工的な臨死体験をさせて死後の世界のあれこれを探ろうとするデンジャラスな小説です。割と長編なので、今のうちに読み切っちゃいたいです。ちなみに、この本は海外SFコーナーで見つけて、題名だけで買いました。
同時進行で、「14歳からの哲学入門」を読んでいます。哲学をほんっっとに易しく噛み砕いてくれた本で、今のところ1日一節のペースで読んでいます。
ニーチェのニヒリズムから始まって、デカルト、カント、ヒューム…と時代を追いながら、イデオロギーの変遷を見ていく、という形式で筆者の話は進んでいきます。変遷と書きましたが、考え方のバージョンアップって言い方がしっくりくる気がします。
過去の哲学は、新しい時代では否定され、次の常識が生まれるのですが、序盤に出てくるデカルトの哲学ですら「へー!なるほど!」ってなってしまったんですよね。そしたら次々に否定され、更新され、そのたびに「たしかに、言われてみれば…」と唸らされました。考えが浅すぎるのかと読みながら自省しました。とはいいながらも、「その主張は無茶苦茶じゃないか?」って思う部分も多々あるし、そのたびに筆者がその疑問についての解説をしてくれるので、読んでいて気持ちがいいです。
私は、本は一冊一気に読んでしまいたいタイプなのですが、この本に関しては1日一節がいいと思っています。
昨日読んだ節での哲学は、今日の哲学ではひっくり返るかもしれない。明日はもっと違う哲学に出会えるのだと思うとワクワクするし、(自分自身で編み出した思想ではないけど)頭の中がバージョンアップされた気がして結構楽しいです。賢くなった気になってるだけですが…
歴史上の哲学者のように究極の思考を待つことはできませんが、何か物事を考えたり、人に何かを伝えたりしたいときに彼らの言うことは結構役に立ちます。

コロナのせいでバイトと家の往復しかしてませんでしたが、まんまと啓蒙されて車校に通い始めて、就活らしいことも始めました。
オンラインせいで眼精疲労がひどいので、運転するのはいい気分転換になって最近楽しいです。免許をとれた暁には、いつか遠征中の移動に使ってやってください。

部活がないとなんやかんや寂しい気がするので、早くこの状況が収まるように自粛頑張りましょう。

以上です。失礼します。