点滴穿石 三回生小寺

パソコンを操作する上で欠かすことが出来ない「マウス」。
そのマウスを動かした時の長さの単位は「ミッキー」で1ミッキー2ミッキーと数える。
失礼します。３回生の小寺です。

以前にも話したかもしれませんが、僕は海外サッカーを観るのがとても好きです。
つい先日、イングランドの一部リーグのウェストハムに所属するあるGKがプロデビューを果たしました。しかも、チェルシーvsウェストハム。いわゆるロンドンダービーと言われるとても重要な試合でです。デビュー戦ながら、そんな大事な一戦に晴れて大役を任されるなんてどんなに有望な若者なのかと思うかもしれませんが、実は彼は現在33歳です。

サッカーをしている人はたくさんいますが、その中でプロに行ける人はほんの一握りです。まして、世界のトップといわれるイングランドプレミアリーグのチームに所属するなんてほんとうに傑出した選手でなければ出来ません。そうしたなかで33歳になるまで一度も試合に出場したことがなかったのです。
プロサッカー選手の選手生命はだいたい18歳から34歳くらいです。つまり、約15年ほどは試合にでることなく、ひたすら練習を続けていたのです。もちろん、プレミアリーグにいるぐらいなので、キャリアダウンすればいくらでも出場機会は得られるはずです。それでも、試合に出場できずとも毎日毎日練習に励む、それを15年。どれだけ辛い日々があったかは容易に想像できます。
彼は試合後に涙を流していました。もちろん悔し涙ではありません。試合は彼がチェルシーを無失点に抑え、1-0でウェストハムが勝利しました。おそらく、今まで積み重ねてきた想いが自然と溢れ出てきたのだと思います。

現在僕は(みなさんご存知だとは思いますが)思うようにパフォーマンスを発揮できていません。ただ、僕も足りないところは多々あるとは思いますが、諦めず努力を積み重ねてきたつもりです。もちろん、今ここで自分が何をしてきたかを書くつもりはありませんし、それらは目に見える結果としていつか皆さんにお見したいと思っています。
このイングランドの33歳の新人GKに倣い、僕も大舞台で勝利の涙が流せればなと思います。