失礼します。2回生の櫻庭です。

彦根にいます。彦根駅の人の少なさにホッとしたのもつかの間、とんでもない寂しさが襲ってきています。

インカレ遠征初日、あんなに「早く終わってくれ…!」と思っていたのに、今では四六時中誰かしらと一緒にいた宿舎や、絶えずボートが行き来する戸田のコースを思い出しては、突然1人になった事実に戸惑ってます。

まあ、こうなることはわかっていました。遠征が終わる2日か3日前くらいに、同回生のなちりりちゃんと話したんですよね。「最初はあんなに帰りたいって言ってたけど、いざ終わったら寂しく思うんだろうね」って。(この会話がすでにエモい。)
まじでその通りになりました。
初めての戸田で緊張しまくって、うまくいかなくてちょっと乗艇の雰囲気悪くなっちゃったりして、何回も一人でもうやだこんなん無理帰りたいってぶつぶつ言いながら見知らぬ埼玉の街をチャリで疾走してました。
でも、朝練を終えてぼーっとコースを眺めながら他大学の練習風景を見てたら、あまりにも自分が脆すぎる…と思って、一瞬へこんで、それからすぐにもっと頑張らんなってなってました。それを1週間積み重ねたのと、同回や先輩がたくさん励ましてくれたおかげで、あんなにビビってた初試合も大船に乗ったつもりで臨めました。感謝しかないです。
全部が終わった今だから言えると思うんですが、楽しい思い出ばかりな気がします。前半4日間くらいはひたすら帰りたいって思ってたのも事実なんですが。

去年はボートのことなんかなんも知らずに戸田にやってきて、なんとなく先輩について行ってオッ盾を口開けて見ていただけだったのが、今年は気づいたら自転車に乗ってエイトのマックスレートについてくのに必死になってました。一年で結構変わるもんですね。そりゃそうか。

そうは言っても、変わらないといけないところはまだまだたくさんあります。今ほどの部活への熱量がこれからも続くかって聞かれると自信はないです。今の頑張りたいって気持ちを今大事にするしかできることはないんだなあって感じです。いつかまた辛くて投げ出したくなると思うんですが、今回見た戸田での全ての風景をどんどん自分勝手に美化して、思い出として焼き付けて、せめて来年のインカレ、できれば再来年、自分の引退まで、ボート部での生活を続けたいです。

厳しくてこわいこわい4回生が引退したらどうなるんだろうってずっと考えてきました。考えても無駄だったな、って今になって思います。
最後の乗艇があっさり終わってしまっただけに実感が全くない一方、もう次の練習に先輩たちは来ないんだと思ったらひたすら寂しい気持ちに支配されて、部活がどう変わるかとかそれ以前やなあ、って感じです。どれだけ練習中嫌いでも、先輩のこと好きなんやなあって思います。調子のいいやつって思われても仕方ないですね。

変化に順応するのも大切ですが、行き過ぎると流されるだけになりそうなので、いつでも根っこに自分をしっかり持って強く生きていきたいな、と思います。今後気持ちがどう動こうと。

濃く長い遠征を終えて、いろんな想いがありすぎていつも以上にめちゃくちゃな内容になってしまいましたが、これで終わりにしたいと思います。

以上です。お疲れ様でした。

失礼します。