

その妖精は、普段はロフトに住み、上からこっそり部員達を観察しています。
しかも、妖精は一人ではありません。
上から男子部員の薄毛チェックをしている少年チックながっきー(岡垣)、合言葉は「残念ボーイ」のカクさん(角田)、エロスな長髪ミヤジマ(宮島)、雨を降らせるのが特技のサカグチ(坂口)です。
――ある日の朝のことでした。
午前5時。
早起きなボート部員達を起こすべく、ピッピッ!!とアラームが鳴り響きました。
もそもそと起き出す部員達。
そのうちの何人かが布団をたたみ始めた時でした。
ゴンっ!!
ロフトの妖精さんも目が覚めたようです。
屋根に頭をぶつけた模様…。
ゴンっ!!
あ、またぶつけました(笑)
今のは盛大にやりましたね…。
後でわかったことなのですが、この音の正体はカクさんとミヤジマでした。
~・~・~・~
それから、ロフトの妖精達はロフトに住み慣れたようで、たまに手すりから顔を覗かせています。
ある日の朝御飯の時でした。
何を思ったのか、ロフトの手すりから足を投げ出し、プラプラさせながらじ~っと対校4+クルーを見始めたがっきー。
スっと何人か指を差して、カクさんと何やら話しています。
ちょっと盗み聞きしてみましょう。
カク「え、誰がいちばん(将来)危そう??」
がき「そんなん言えんよ~」
カク「イニシャル、イニシャル!」
がき「イニシャルK?」
カク「イニシャルK!?」
川上・桑原「「……………(滝汗)」」
どうやら、(髪の)将来が危ない人は誰か、という話をしている様子。
我等が4+軍団も少し焦っておりました。
―あ、川上くんががっきーと目が合ったみたいです。
川上「もう嫌や!!俺、さっきからコイツ(がっきー)とちらっちら目ェ合うもん!!」
髪の(?)妖精・がっきーのお告げにより、川上くんが焦りまくっていたのは、もはや言うまでもありません。