心地よい風が吹く
旅立ちの日に
今僕は居るんだ
出会いと別れを繰り返し
人を羨んだりもした
人に嫉妬したりもした
恥ずかしい話だけど
僕も人だから
完璧ではないんだ
どんなに辛くても
自分という存在まで
否定していた過去
自分の心を殺しながら
いかに周りに合わせようと
していたか
今となっては
馬鹿だなあと思うけれど
経験したからこそ
得たものがある
過去に心を置いてきたから
段々と自分の本心が
曖昧になりわからなくなる
いつも笑っているけれど
僕は本当に楽しいか
それすら分からなかった時もある
そして誰かが言った
過去に向き合えと
最初は?はてなだった
でも今更ながら気づいた
過去の心は泣いていた
過去の自分は泣いていた
僕の心は泣いていた
認めて欲しかった
理解して欲しかった
もっと仲良くしたかった
ただ、それだけなんだ
僕の家庭は母子家庭だから
余計周りの家庭が羨ましく思った
いつも誰かが家にいて
父親が居て、母親がいる
羨ましいかった
そして、比べていたんだ
自分と他の子を
でもね、今となったから言える
僕は今の僕の家庭で
幸せなんだ。
僕の母親は働きまくって
僕を育て上げた
僕はね、まだ、言わないけど
いつか母親に感謝の気持ちを
伝えたいんだ
今はまだ恥ずかしいから
言えないけど
いつか必ず言う為に
僕は僕なりに素直に
頑張って生き抜くよ。
今日が再スタートの日
僕が僕を認めた日
そして本心を取り戻した日だから