華胥の苑 -3ページ目

華胥の苑

寛いでいます

 

数か月前、全身麻酔で手術を受けた。

 

「今から麻酔します」と告げられた瞬間、病室で目が覚めた。

麻酔で意識が遠のく感覚すらなかった。

時計の針だけが数時間経過している。

 

なんてことはない、手術は無事終了していたのだ。

 

もし術中に亡くなっていても、死の意識などないまま、無に帰す。

ドラマや映画のような感極まるお迎えなど、そもそも期待してなどいないが。笑

 

 

動けば痛みが走り、点滴やチューブで繋がれた自分を認識する。

人工呼吸から肺機能が戻り、身体が痰を吐き出そうとする。

喉も痛い。

 

この身体は必死に生きようとしている。

 

 

だったら、もう少し付き合ってみようか。

 

 

ゆるゆると。

 

 

 

髭男は良いねえ。