発達障害の子どもたちは、年齢相応のコミュニケーションスキルを持ち合わせていないことが多いです。

面白い話をして注目を集めたいけれど、上手くできない…そんな時に、パンツを下ろしてみたら、皆が注目して大ウケしてくれた

そのような経験が積み重なり、息子は着替えの時間を中心に、クラスメイトの注目を引くために、パンツを下ろすという行動をすることがありました。(行動の機能は注目引きです)

低学年のころは、担任の先生が注意したり、周りの子どもたちに“あまり反応しないように”とお願いしたり、家庭でも話をしましたが、一時的に止めることはあっても、しばらくするとまたやる…といった感じで、パンツを下ろす行為がゼロになることはありませんでした。

さすがに4年生になってその行動をした時に、年齢的にリミットだと思い、注意以外の対策を講じました。
校長先生に協力してもらい、校長先生、母、息子の3者面談で、性教育と法律に関して説明する機会を設けました。


ここでは、かなり深刻な芝居をうち、校長先生から「下半身を人に見せることは犯罪にもなる」ということを厳重注意してもらいました。
また、見せられた相手は「不快」であって、それは人を殴っているのと同じレベルの行動だということ、下半身を見せてはいけないという法律があることを、責めずに冷静に説明してもらいました。

の一連の作業は、直接的に行動を減らすというよりは、学年的に知っておかなければならない社会のルールの説明になります。
直接的に行動を減らすアプローチではないため、直ぐに行動は減らないかと思っていましたが、結果的に下半身を出す行動は、それ以来ありませんでした

発達障害の子どもは、道徳的な話よりも、法律の話の方がすんなり入ることが多い気がします。

そんな息子は、今ではお風呂上りもコソコソ着替えるようになっています(笑)

今日もお疲れ様でした。

 

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