さてさて、一部から熱望されている書評コーナーですw


今回取り上げるのはこちら。

やさしく深掘りIFRSの概念フレームワーク/中田 清穂
¥2,940
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セミナーで話したものの書き起こしが元になっておりますので、

たいへん読み易いです。

しかし、内容はかなり高度ではないかと思われます。

この本の中で、IFRSに対するいろいろな誤解を解き、

ポイントを明らかにしていっています。

「原則主義と厳格性は異なる」

「IFRSにも重要性の概念はあり、全ての子会社を連結することが強制されているわけでは無い」

「同じ発生主義という用語でも資産負債のIFRSと収益費用の日本基準では意味していることが異なる」

「保守主義と慎重性は異なる」

「費用収益対応の考えは存在するが、原則ではない」

「全てを公正価値評価するM&A会計ではない」

「IFRSはユダヤ国際金融資(ry」

最後のはウソです(私が付け足しましたw

また、こんなのも書いています。

「日本の公認会計士はIFRSには無知」・・えっ

「開示担当者は制度に合わせるだけで何も考えていない」(大意。こんな直截では無いw

的外れだ!と堂々と言い返せるようにしっかり勉強しておきましょう。

流し読みなら2~3時間で読みとおせますけど、

ぜひ概念フレームワークの原文を参照しつつ、読み返したい本ですね。