さて、一部の界隈から熱望されている
会計税務の本の書評を始めます。
最初は、この本から・・
- 導入前に知っておくべき IFRSと包括利益の考え方/高田橋 範充
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この本の帯には「複式簿記からXBRLへ」とか書いてあるそうです。
(私は図書館で借りて読んだので見てませんが・・)
著者に一部主張を推測するに
何やら複式誘導法による財務諸表作成は
もう時代遅れで、これからはXBRLなのだとか!
この方は財務報告作成の実務は
全く知らないと思われます・・
XBRLは財務報告に使用される電子言語の一種で
短信の表紙のダイジェストや、BSPLCFの計数に使用されています。
いわば、完成された財務報告を表示するための
電子データの形式であり、完成するまでは無関係。
XBRLは専用の分析ツールで、いちいちエクセルに入力し直し
しなくても、財務報告の分析が容易になるとのこと。
(分析の方は詳しくありません。ご容赦を)
著者は一取引毎に仕訳を積み上げて
財務諸表を作るのではなく、何やら期末棚卸法で
やるみたいなことを語っています。
示唆を受ける記述もそれなりにありますので
この部分は筆が滑ったのだと思いますが・・
お勧め度:☆☆☆
キワモノ度:☆☆☆
☆は5点満点で採点しております。
ご意見ご質問、反論?もお待ちしています。