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長尾先生ありがとうございます。

 

長尾 周格

14時間前 · 

 

栄養学の歴史⑥

 

戦争中は抗菌薬の研究開発に忙しかった製薬会社も、大きな戦争が終わって平和になると、抗菌薬の需要は急速に減っていきました。

その一方で糖尿病や狭心症などの慢性疾患の薬が製薬会社の主力商品となっていきます。

あと、もう一つ、ワクチンもありますけどね。

製薬会社は慢性疾患治療薬開発の中で、食と健康や病気との関係を誰よりも詳しく知るようになりました。

これを利用していかに慢性疾患治療薬の売り上げを伸ばすかが、製薬会社の課題となりました。

慢性疾患の治療薬をたくさん売るためには、慢性疾患で薬が必要な人を増やせばいい。

そのために栄養学会を立ち上げ、邪魔な佐伯矩を追放したのですから、後はそれを実践するだけです。

ミネソタ大学の栄養学者、アンセル・キーズは、1948年に、心疾患と脂肪摂取率との関係を示し、脂肪が心疾患の原因となるということを発表しました。

これは簡単に言うと、脂肪たっぷりのアイスクリームやバターをたっぷり使ったケーキなどをたくさん食べる人は、心疾患になりやすいということ。

それって砂糖の摂りすぎなんじゃない?ってお思いの方、ご安心を。

アンセル・キーズは砂糖の摂取量を「炭水化物」で一括りにし、分けませんでした。

脂肪たっぷりとっている人は相対的に炭水化物の摂取が少ない、だから炭水化物は心疾患とは関係がないと、アンセル・キーズは自信たっぷりに発表しました。

これが「飽和脂肪は心疾患の原因」という、今後半世紀続くウソの始まりでした。

こういうウソを今でも信じている人は多いのですが、大事なのは、なぜアンセルはウソをつかなければならなかったのか、です。

アンセルの研究を受け、アメリカ栄養学会は国立衛生研究所(NIH)と組み、マサチューセッツ州フラミンガム市で大規模な疫学調査を開始します。

これが有名なフラミンガム研究(FHS)です。

ここでも砂糖は炭水化物に一括りされました。

研究の目的を考えれば、当然ですね。

フラミンガム研究により、血中コレステロール値が高い人は心疾患に罹りやすく、また血中中性脂肪値(TG値)が高い人もまた、心疾患に罹りやすいということが分かりました。

このことから「食事中の」コレステロールの摂取が多いと心疾患に罹りやすくなる、「食事中の」中性脂肪、特に飽和脂肪の摂取が多いと心疾患に罹りやすくなるとされました。

疫学調査って単に相関関係を示すだけのものだから、因果関係は分からないのでは?とお思いの方、そんなこと、当然分かっているに決まっているでしょ。

誰がこの研究を始めたと思っているんですか。

 

つづく

 

以上

 

 

長尾 周格

14時間前 · 

 

栄養学の歴史⑦

 

アンセル・キーズはまた、1958年にいわゆる「7か国研究」というものも発表します。

これはギリシア、イタリア、旧ユーゴスラビアなどの地中海諸国、オランダ、フィンランド、アメリカ、そしてアジアからは日本の7か国の食生活を調べ、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪の摂取量が多い程、心疾患の罹患率が高くなるということを示しました。

この研究により、「飽和脂肪悪玉説」が生まれます。

7か国の中に、フランス、スイス、スウェーデン、西ドイツといった飽和脂肪をたくさん摂るのに心疾患の少ない国々を調査に入れなかったのはなぜかって?それは僕に聞かないで下さいよ、栄養学者か船瀬あたりに聞いてください。

アンセルはこの研究で、地中海のクレタ島の島民の食生活に触れ、彼らはオリーブオイルをたくさん摂るのに心疾患が非常に少ないことを取り上げ、動物性の飽和脂肪が心疾患の原因であり、植物性の不飽和脂肪は心疾患をむしろ抑制すると述べました。

ここからオリーブオイルはヘルシーだとか、植物性油はヘルシーだという話が生まれました。

と、ここまでで、相関関係ではなく、因果関係について調べた研究はあるのかですって?だから、そんなものあるわけ無いでしょう。

誰がこういった研究の資金を出していると思っているんですか!

アメリカ栄養学会は、アメリカ合衆国議会に働きかけ、1977年にアメリカ合衆国上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバン・レポート)が出されました。これをもとに1980年にアメリカで初の食生活ガイドライン(Dietary Goals)が作られます。
その概要は
① 炭水化物摂取量を、総摂取カロリーの55~60%に増やす
② 脂肪の摂取量を、総摂取カロリーの30%未満に減らし、中性脂肪の摂取も減らす。そして飽和脂肪酸、単価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸をほぼ同量ずつ、30%程度を目安に均等に摂取する事を推奨する。
③ コレステロール摂取量を、一日300mgまで減らす。
④ 砂糖の摂取量を、総摂取カロリーの15%まで減らす。
⑤ 塩分の摂取量を、一日3gに減らす。
というものでした。

これをきっかけに、アメリカではヘルシーブームが沸き起こります。

この流れの中で、「野菜は体に良い」という考え方が生まれました。

それまで野菜など、貧乏人が食べるものであり、富裕層が食べるようなものでは無いとされていたのにです。

 

つづく

 

 

 

ここまで読んでくださってありがとうございました。照れ感謝虹かたつむりかたつむりかたつむりカメカメカメグッド!

 

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