個人ブログにも書いたのですが、
岡山後楽園の福田茶屋で飲んだ季節限定メニュー「抹茶ビール」が秀逸でした。

 



見た目よし、味よし、いただく環境よし、商品のインパクトよし。

姉妹メニューの抹茶日本酒も同じくすばらしい。


「映像制作」というある意味「形のないもの」を売っていると、
飲食店とかちょっとうらやましいな~と思うことが時々あります。
街にお店が建っていて看板が出ているだけで、
もうすでに宣伝活動ができているし、
商品も「食」という決して需要の少なくないものですし。
抹茶ビールや抹茶日本酒などの優れた商品開発ができれば、
お客様もたくさん足を運んでくださり、
喜んでくださる姿を目の前で見ることができますよね。
いいお仕事だなぁ、と。


でも、そういうのって「隣の芝は青い」というんですよね。

飲食店の経営は大変なんだな、と思った出来事がありました。


おいしいと評判のお店にランチに行ったら、
先に来たお客さんが一組待っていました。

私たちのあとからもお客さんがやってきて、
合計三組が席に案内されるのを待つことに。

店内の席は十分空いているのに、まったく案内されません。


見ると、中が見えるように作られている厨房には、
料理人らしき人がひとりだけ。
とても忙しそうに料理を作っています。

厨房の中と外を出入りする、たぶん料理助手のような人が一人。
その人も、サラダを作ったりご飯をよそったり、
目が回りそうなくらいクルクル働いていました。

もう一人、ホールスタッフ的な方もいらっしゃいましたが、
その方もスープをお皿に入れたり、出来上がったお膳を運んだりと
大忙しでした。

ああ、スタッフさんが足りないんだな、と思って見ていました。

土日は、外食したいお客さんが多い。。
でも、従業員は休みたい。
その矛盾を、飲食業界は常に背負って働かなくてはいけない。
それは大変なことなんだろうと考えました。

飲食店にはよく求人の貼紙が貼ってあったりしますが、
パート・アルバイトさんの時給は決して高額ではなく、
正社員になるとそれこそ土日は休めないでしょう。
大変な業界ですよね。

お客さんで行くほうは、少しでも安く料理を提供してほしいけど、
働いている人はお給料が良くないと合わない、という部分があると思います。
そこにもやはり矛盾があります。

うまくいっている飲食店さんはきっと知恵を絞って工夫して、
その矛盾を一生懸命乗り切っているのだろうな、と思いました。

結局、私たちの後に来たお客さんは、待ちきれずに帰ってしまいました。
せっかく料理がおいしいと評判のお店なのに、
従業員が足りなくてお客さんに料理が出せないなんて
きっと辛いに違いありません。

そんなことを思いつつ待っていると、ようやく案内されました。
食べたランチは納得のおいしさ。
ちょっとくらい長めに待ったことなんて、
食べ終わったら忘れてしまいました。

これからもぜひがんばって、存続していただきたいと思います。

https://supremes-cinema.jimdo.com/