今回は2枚目のアルバムの「North wind」の一曲目の「白い恋人」です。某有名北海道のお土産ではありません(笑)
この曲、タイトルを一見しただけではバラードだと思う方も多いでしょうが(それだと、むしろ桑田佳祐さんのあの曲になってしまいますね)、非常にテンポの良いリズミカルな曲です。
ノリを感じる前奏から、「誰も知らない~」と歌い出しが入ります。
この曲で特筆すべき点は2つ。
間奏の絶妙な間と、サビの声の伸びです。
一番の、「そうよ今朝気付いたの」と、「スキー片手に~」との合間に間奏が入ります。これがまたリズミカルで。最後の一小節のトムの3音(ドンドンドン、という、あれです。お分かりになりましたか?)に、なんかはもう、素晴らしいです。
この間奏があってこその「スキー片手に~」です。ええ。私はそう思います。
もう一つ。ストレートボイス期の聖子ちゃんの曲には欠かせない、声の伸びです。
この曲は、聖子ちゃんの曲の中ではかなり地声で出すキーは高い部類に入ります(レの音です)。
が、その最高音が出てくる部分の、
「愛という文字など…あぁどこにもなさそう」
二番であれば、「巡り会えるはずよ…あぁ白い恋人」
この部分のハイトーンとロングトーンには痺れます。
こういったハイトーンで攻める曲は、ストレートボイス期でしか聞けません。いわばレア物です。
そしておそらく聖子ちゃんの楽曲中地声最高音であろう「ウィンター・ガーデン」は、このアルバムに収録されています。追々、触れますが。
ところで、私は白い恋人のサビの部分は、「あなたはまだ~」からの9小節と捉えていますが、皆さん、どうお考えでしょうか?
ご意見お待ちしています。