月曜日
知り合いのマスターから
民宿をやめて建物を壊してしまうから
その前に必要な物を持ってくるから
ちょっと手伝ってくれとの電話がありました。
場所は積丹の余別というところ、すぐそばに海があり
とても小さく静かなまちでした。
民宿の中に入ると、もの凄い骨董品だらけで
高さが180くらいある時計や壷など
数え切れないほどの骨董品です。
マスターは、一つ一つ手に取りながら
「20年間、毎年夏はここで民宿をしてきたから
たくさん思い出があって。子供達が小さい頃は
夏休みになる前に連れてきて生活してな。
札幌の喫茶店がきびしい状態だったから
こっちに引っ越して生活しようかとも思ったけど
いろいろとな…」
そう言ったまま黙り込んでしまいました。
札幌に向かったのは午後2時を過ぎた頃
途中、余市と小樽で用事を済ませて
札幌に着いたのは6時頃でした。
マスターの自宅に物を運び込み、
「今日はありがとな」
「これで札幌でがんばれるわ」
と言ったマスターの言葉がとても重く聞こえました。
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