城崎にて ~蓮の花を見て思ったこと~
志賀直哉さんの小説ではありませんが、先日城崎温泉に行った時、急に雨が降ってきたので温泉の屋根の下で雨宿りしていたら目の前に池があり綺麗な蓮の花が咲いていました。
予定も無かったので、雨の滴と雨の音、それに蓮の花を眺めていたら、時間を忘れてしまい気がつけば長時間過ごしていました。
蓮のお花を眺めながら色々思いました。蓮は悟りを表します。
他のお花と違うのは蓮は水の上に咲くこと。。。
多くの植物や花は陸の上に咲きます。
水は女性性や、内面、潜在意識、集合無意識(原型)、心、見えない世界、命の源、愛、受容性、直感、感情・・・等を表します。
そういったものを象徴する水の上に咲く花が睡蓮・・・なんだと。。。
泥の中から咲くともいいわれますが、その時、私が思ったのは水との関係。。。台風12号が来る前のことでした。
日本は昔から水が豊かで美しい国です。周りが海に囲まれていることや、山が多いので綺麗なお水も沢山湧き出ます。それがバランスを崩した時、大きな災害へとなることは私たちにとって沈痛な思いでもあります。
雨の一滴は池に落ちると池の水と溶け合い、またその水は太陽の火の光によって浄化され、目に見えない状態で蒸発し、天へと昇ります。水はその循環。
私は池に落ちる一滴の雨とそこに咲く睡蓮を眺めていると、ビッキーさんが大河の一滴といっていたことを思い出しました。
この時代に必要なことを日本に住む私達が最も理解しているのではないでしょうか・・・。
そして、そのことを光に戻られた方々への祈りと共に、身近な日常の中で水という質を真に受け止め、実践していこうと思います。


