光と影
真夏の暑い太陽
の下では陰がはっきり出、曇り
の日は陰も薄いですね。
陰を見て光に気付くことがあります。
言い換えると光が強ければ影もはっきりします。今の日中の日差しのように。
光があるから陰がある。。。
陰を見て光の存在に気付く。。。
それを生死に置き換えると、、、
生あるものは死があり、死を見つめて生の素晴らしさに気付くとなるのでしょうか。。。
昔は飢餓や戦争、伝染病また病にかかっても家族のもとで最期を迎えることが多かったの
で、死というものを日常の中で直面することが多かったんでしょうね。
陰を見て光に気付くのと同じで、死に直面して生に気付く機会が多かったと思います。
生きていることの奇跡、命の大切さ、命の集まりの家族や社会。。。
安定しなければしないほど明日はどうなるか分からないので、人の結びつきが強くなり、今ここに生きていることを大切にする気持ちが強くなるんですね。目の前の人といつ別れがおとずれるかわからないのですから。
平和になればなるほど、この日常は明日も続くだろう、いつまでも周りにいる人も変わらずにいるだろうと錯覚するかもしれません。
また今の日本は死に直面する機会も随分減りました。
今は陰が見えにくい状況です。影が見えないと光への意識も薄くなります。曇り空のように。
生(命)というものに対しての意識も薄くなるのでしょうが、それは錯覚です。
雲の上には光があり、光あるところに陰はつきものです。
奇跡的に与えられた命(光)、出会えた人、大切にしたいですね。