相続対策について:その①
相続対策といえば、所有している土地に
賃貸物件を建築するという方法がありますが、
現在のような状況のなかで、本当に建築しても良いのかと言う判断は、
とても難しいのではないかと思っています。
確かに、賃貸物件を建築すれば、相続税は安くなりますし、
その金額は、建築価格が高ければ高いほど大きくなります。
しかし、建築には大きく2つのリスクがあります。
それは、金利のリスクと空室のリスクです。
そのため、当社では、
相続税対策のためだけで賃貸物件を建築することは、
原則的にお勧めしておりません。
ただし、ご相談者の状況によっては、
建築しても良いのではないかと思う場合もあります。
例えば、今のままでは、相続税を支払うために、
その土地を売却しなければならないといった状況のときに、
そこに、賃貸物件を建築することにより、
相続税を減少させることができるとともに、
その賃貸物件から発生する収入により、延納で相続税を納めることができ、
結果的に、その土地を売却しなくても済むといったような場合です。
賃貸物件の建築などをご検討されている方は、
まず一度、お気軽にご相談下さい。