Q 60歳定年退職者を継続雇用制度により再雇用する予定ですが、子会社に在籍出向させることで継続雇 | SUPPORT SOURCING

Q 60歳定年退職者を継続雇用制度により再雇用する予定ですが、子会社に在籍出向させることで継続雇

Q 60歳定年退職者を継続雇用制度により再雇用する予定ですが、子会社に在籍出向させることで継続雇用制度を適用したとみなされますか。


厚生労働省の解説によると、「定年まで高年齢者が雇用されていた企業以外であっても、両社一体としてひとつの企業と考えられる場合であって65歳まで安定した雇用が確保されると認められる場合には、改正高年齢者雇用安定法第9条が求める継続雇用制度に含まれるものであると解釈できます」とあります。したがって、子会社への在籍出向は継続雇用制度に該当すると判断できます。ただ、「会社間に密接な関係」、「両社において継続雇用の旨が定められた労働協約、労働慣行」が成立している必要があります。

 また、在籍出向については、就業規則などで定められておれば、命令として出向させることができます。この場合、「継続雇用すると同時に在籍出向を命ずる旨」について定めておく必要があります。労働条件については、出向前の労働条件を保障することが原則ですが、継続雇用なので、従前の労働条件を変更して、在籍出向させることも可能です。