犯罪を犯したとして捕まった犯人が、精神障がいや発達障がいであるとか、その疑いがあるといったニュースを聞くことがあります。

 

この本の著者は、実際に事件捜査で発達障がい当事者やその家族・支援者などに関わった経験がある方です。

自分の経験から、当事者に対して、「何をすれば警察に捕まるか」をきちんと伝えることが大切だと考えたそうです。

 

本書の目次は以下のようなものです。

 

第1部 共存のためのルールを知る

  • 警察と特別支援教育
  • なぜ職務質問されるのか?
  • 犯罪になるときとならないときの違いを知っておこう
  • 被害も加害も避けたい 性犯罪について
  • 他人の正義とどう折り合うか 名誉毀損・業務妨害
  • 他人のものを盗んではいけない 窃盗について

第2部 鬼手仏心の遵法教育

  • 刑事として、支援者として、そして一人の人間として、凸凹のある人たちにどう接してきたか?
  • 教育について 人は自由を好む生き物である
  • ダメな自分を愛せるか

 

当事者が社会で生きていくために、司法に関することを、特別支援教育の中に取り入れてみるというのはどうでしょうか?

 

:Written by Imaoka