自閉症・発達障がいの方は、虫歯が多い傾向にあるそうです。
なぜかというと、歯を磨く(磨かない)ことと虫歯のつながりを想像しにくい特性があるからです。
自閉症・発達障がいの歯科的特徴について、兵庫県の歯科医院のホームページで説明があります。
虫歯の予防として、電動歯ブラシを進めているところがあります。
普通の歯ブラシよりは興味をひかれて、歯磨きをしてくれるかもしれません。
発達障害ガイド 発達障害の子供の虫歯予防におすすめの電動歯ブラシ
虫歯になってしまったら、歯科を受診しなくてはなりません。
慣れない歯科通い…心配になりますね。
どんな風に診察や治療が行われるのでしょうか。
歯科治療はどんなもので、何がどのような順番で行われるのか、あらかじめ伝えておいたり、経過をカードで逐一示していくなどの方法で、治療を落ち着いて進められるようにする方法もあります。
当事者の特性に合った方法での情報の提示がカギとなります。
ザ・プロンプト 自閉症の子供を歯科通院に慣れさせる(絵カードシート付き)
患者やその家族の努力だけでなく、歯科医師側に、IT機器を使って治療や器具の説明を用意して患者に提示するためのアプリが開発されています。
もし歯科に通院することになった場合、なるべく特性に理解があるところがよいですね。
障がい者歯科治療に対応している歯科医院は、自治体がまとめて公開している場合もありますし、冒頭の医院のようにホームページで情報提供をしている場合があります。
わかりにくければ、保健所などに訊いてみてもよいかもしれません。
大阪府は、下記のページに一覧がありますので、電話などで自閉症・発達障がい児者の治療に対応できるかあらかじめ確認することをお勧めします。
ちなみに、『うぇぶサポ』が毎年参加させていただいている発達障がい児者くらし市(大阪市平野区 NPO法人クララ主催)には、大阪大学歯学部附属病院障害者歯科治療部のスタッフが来られて、自閉症・発達障がい児者の治療についての相談を受け付けられています。
大阪北部エリアで歯科医院を探しておられるなら、こちらもご検討ください。
:Written by Imaoka