ビッグデータ、という言葉を最近聞いたことがありますか?
 直訳すれば「大きなデータ」、つまり極めて大量のデータを指します。

 最近はスーパーコンピュータが開発されて、ひと昔では考えられないくらい短時間で大量のデータを解析することができるようになってきました。
 また、インフラとしてもITが広がり、大量のデータを集めることが容易になりました。

 今まではデータが少なくて決定的なことがわからなかったことでも、ビッグデータから豊富なサンプルを取り出して答えが見つかる可能性が出てきました。

 今日ご紹介する記事はそんなことのひとつです。
 脳のMRIスキャンデータを大量に撮影し、それを分析することで自閉症とそうでない人の脳の中の違いを探そうというものです。
 現在のところでは、「側頭葉視覚野」の機能低下が認められています。

 自閉症や発達障がいは、生まれつきの脳の機能障がいと言われますが、それが脳のどこがどうなると障がいになるのかは解明されていません。
 今後の研究により、それがいずれ解明されていくのかもしれません。

Medエッジ
自閉症と自閉症ではない人の脳の差が明らかに、MRIスキャン画像の「ビッグデータ」活用


:Written by Imaoka