懐かしい映画のことを思い出したので、ご紹介したいと思います。
 映画「ギルバート・グレイプ」は、1993年に公開されたハリウッド映画です。
 主演がジョニー・デップで、弟役として19歳のレオナルド・ディカプリオが共演しています。

 ジョニー・デップが演じる青年には、母・姉二人・弟の4人の家族がおり、父親はいません。姉の一人が独立していますが、他の三人は彼が支えています。
 弟は重い知的障がいがあり、彼は仕事場に毎日彼を連れていって働いています。
 母は過食症で過度の肥満になっており、家に引きこもっています。

 そこに、トレーラー・ハウスで旅をしている女性が登場することで、青年の生活に変化が訪れます。

 自閉症がどんなものかを紹介する時によく挙げられる映画の代表は「レインマン」だと思いますが、この映画も自閉症や発達障がいの理解のために紹介される映画のひとつになるようです。

 今見ると豪華なキャストですが、公開時は小さな映画館でしか上映されていませんでした。しかし、名作として評価が高い作品です。
 レオナルド・ディカプリオはこの映画でアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされています。(そう、知的障がいの男の子の役の演技で、です)

 引きこもりの母も映画の後半で変化を起こします。
 田舎の平凡な家族の物語で、特にアクションもロマンスもありませんが、障がいのある家族を持つ方は一度ご覧になってはいかがでしょうか。


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:Written by Imaoka