『K-ABC』という検査をご紹介します。
これは、1983年にアメリカで作られ、1993年にその日本語版が作られました。
日本語版は、「K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー」という名称になっています。
K-ABCは、子どもの知的能力を、認知処理過程と知識・技能の習得度の両面から評価するもので、得意な認知処理様式を見つけ、それを子どもの指導・教育に活かすことを目的としています。
適用年齢は,2歳6ヶ月から12歳11ヶ月となっています。
日本K-ABCアセスメント学会というものがあり、そこでこの評価法の研修や研究会が開催されています。
具体的にどんなものかというと、手の動き・形の認識などいくつかの分野でその子どもが持っている力を分析するものです。
障がいのあるとされたお子さんが、どんなことが得意でどんなことは苦手であるといった、支援の内容に関わる評価を行う時に使用されます。
お子さんの評価結果を公開されている方があるので、リンクを掲載しておきます。
学会の解説より具体的でわかりやすいかと思います。
リンク先は、広汎性発達障がいと診断されているハルナさんのK-ABC検査の結果です。検査は2日間かけて行われたそうです。
K-ABC検査の結果
学会のHPと、臨床心理士の方のブログ記事でK-ABCについて詳しく書かれているページを併せてご紹介しておきます。
日本K-ABCアセスメント学会
日本版KABC-Ⅱについて
【追記(2012/08/02)】
日本K-ABCアセスメント学会に関係する方からKABC-Ⅱについてのコメントをいただきました。
KABC-Ⅱについての詳細は上にあるリンク先で参照できますが、内容が専門的でわかりにくいかと思います。KABC-Ⅱの変更点については、いただいたコメントに要点がまとめられています。
掲載許可をいただきましたので、追記としてそのコメントを以下に付け加えます。
今年度中にK-ABCからKABC-Ⅱという第2版に変更されます。
それにともない、対象年齢が2歳6ヶ月から18歳11ヶ月まで広がります。
第1版では12歳まででしたが、思春期の方をカバーします。そして、物事の把握の仕方や特徴など認知的側面だけでなく、「読み、書き、計算」などの学習習得の分野も広く取り入れているのが特徴です。
これにより広く幼児期から思春期および成人前期までの学習指導や就労支援など幅広く活用できる検査になると考えております。
:Written by Imaoka
これは、1983年にアメリカで作られ、1993年にその日本語版が作られました。
日本語版は、「K-ABC心理・教育アセスメントバッテリー」という名称になっています。
K-ABCは、子どもの知的能力を、認知処理過程と知識・技能の習得度の両面から評価するもので、得意な認知処理様式を見つけ、それを子どもの指導・教育に活かすことを目的としています。
適用年齢は,2歳6ヶ月から12歳11ヶ月となっています。
日本K-ABCアセスメント学会というものがあり、そこでこの評価法の研修や研究会が開催されています。
具体的にどんなものかというと、手の動き・形の認識などいくつかの分野でその子どもが持っている力を分析するものです。
障がいのあるとされたお子さんが、どんなことが得意でどんなことは苦手であるといった、支援の内容に関わる評価を行う時に使用されます。
お子さんの評価結果を公開されている方があるので、リンクを掲載しておきます。
学会の解説より具体的でわかりやすいかと思います。
リンク先は、広汎性発達障がいと診断されているハルナさんのK-ABC検査の結果です。検査は2日間かけて行われたそうです。
K-ABC検査の結果
学会のHPと、臨床心理士の方のブログ記事でK-ABCについて詳しく書かれているページを併せてご紹介しておきます。
日本K-ABCアセスメント学会
日本版KABC-Ⅱについて
【追記(2012/08/02)】
日本K-ABCアセスメント学会に関係する方からKABC-Ⅱについてのコメントをいただきました。
KABC-Ⅱについての詳細は上にあるリンク先で参照できますが、内容が専門的でわかりにくいかと思います。KABC-Ⅱの変更点については、いただいたコメントに要点がまとめられています。
掲載許可をいただきましたので、追記としてそのコメントを以下に付け加えます。
今年度中にK-ABCからKABC-Ⅱという第2版に変更されます。
それにともない、対象年齢が2歳6ヶ月から18歳11ヶ月まで広がります。
第1版では12歳まででしたが、思春期の方をカバーします。そして、物事の把握の仕方や特徴など認知的側面だけでなく、「読み、書き、計算」などの学習習得の分野も広く取り入れているのが特徴です。
これにより広く幼児期から思春期および成人前期までの学習指導や就労支援など幅広く活用できる検査になると考えております。
:Written by Imaoka